何かについて安い高いという事は、何かに比べて高いか安いかである。

為替について考えれば、
①昨日や先月に比べてなどで、安い高いと言う
②一つの基準値(例えば1米ドル/100円)と比べて安い高いと言う
である。

①については、一目瞭然、誰が見ても変わらない。
しかし、②については、人それぞれの立居地によって変わるものである。
そこで、ちょっと調べてみたが、
やはり千差万別、
1ドル100円だとか95円だとか120円だとか・・・・・
人によっては「80円でも駄目だ。もっと円高にしろ」と言ってるし、
つい6年位前は、120円越えていて「戦後最長の高景気」だったと言ってる人もいる。

そこで、どちて?

なにゆゑ最近の国会質疑やテレビでは、
「行き過ぎた円安」
などと盛んに言っているのだろう。

「行き過ぎた」と言うからには、その人たちは、確実に今の為替(1米ドル/約100円)
が、「行き過ぎて安すぎる」と言う事になる。
すなわち、昨年の10月より前のレート=80円前後が良い。
と言うことなのか。はたまた85円か。

円安になると困る事が、あるのだろうか。

ちょっと調べてみた。
こんなニュースがあった。

韓国財界、アベノミクス脅威論 円安による日本企業復活を警戒
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/121231/mcb1212310502003-n1.htm
アジアへの衝撃…円安が浮き彫りにする中韓の深刻な構造問題
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130414/fnc13041414460000-n1.htm

なんか見えてきた様な気がします。

しかし、歴史に学べという言葉がある。、
日本人の多くが幸せを感じられていた時代の相場が良いのでは。
と結論づけするしかないですかな。

実際には正しい経済政策をした結果の為替レートであり
為替レートありきでは、いずれおかしくなる気がする。
お隣の赤い国とは違い日本は変動相場制ですから。
もう一つのお隣の国は変動相場だからかなり困ってるみたいだけど。

では、なにゆゑ前政権や日銀はかなりの円高を容認していたのだろう?
まさか日本国や日本人より他国の事の方が大切という事か。
また、どちて?だ。