【米ドル/円が一時102円台に】
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130513/fnc13051308370001-n1.htm

今朝方、約4年7ヶ月ぶりにドル/円が102円台に乗ったようだ。
昨年12月の衆議院選挙で、安倍政権が誕生して、
(実際には野田前首相が党首討論で解散を表明した11月半ば)
から円安方向に動き出し、約22円の円安になった。
ちょっと調べたら2011年10月末の史上最安値75円台だった。
そこからみると約27円だ。

そこで どちて?

円安ドル高という事は、
円が弱くてドルが強いという事じゃないか。
なにゆゑ自国のお金が強くてはいけないのか。強い事はいい事だ。

円が強ければ、
①輸入品が安くなる
②海外旅行が安くなる
③輸入の原材料が安くなる
④原油も安くなる
⑤海外進出費が安くなる
なんとなく良さそうだ。

が、裏を返せば
①は、国内産が売れにくくなる=競争の原理で値下げする
 =日本国内の会社の売上が下がる
②は、国内旅行が減る=国内での消費が下がる
③④は、輸入に頼ってるから問題なさそうだ。ん?お金は海外に払うんだよな
⑤は、日本企業がドンドン海外に出て行く=日本の仕事先が減る
う~ん どうだろう?

あれ、よく考えると
①~⑤全部が、海外での売上が上がり国内が下がるということじゃないか。
当然、雇用も悪くなるし給料も悪くなる。
ということは、GDP(国内総生産)が下がるという事だ。
GDPが下がれば、納税額も下がる。納税額が下がる=税収が減れば、
インフラ整備や社会保障が出来なくなる。そして、

やれ増税だ!

給料が上がってないのに増税されれば、消費は減る。
消費が減れば・・・・・
何か悪い展開になってきそうだ。

やはり、円高は、一部の人には良いが、全体的には悪いのじゃないかっ。

では、なにゆゑ今まで円高にしていたのだろう?
また、どちて?だ。