ハンドピックをする意味

コーヒー豆は穀物であり農産物である　
グレードの違いによってその含まれる部分は大いに違ってはくるものの　
やはり少しは欠点豆が混ざってくる　
うみぼうずではハンドピクは生の豆の状態で行なう　　
 
この小さな虫食い穴
一見大した欠点には見えないかもれない
  
しかし、それをカッターで中を覗いてみたらば一目瞭然
 
見た目だけよくするのであれば
焙煎後の豆でも見た目はよくすることはできるであろう　
焙煎後ではこの豆を発見するのは無理であろう
  
一時期、焙煎の注文が多く重なり　
このハンドピック作業を省いてしまおうかと思ったときもあった
品種やモノによってはほとんど欠点のない豆もある
グレードのいい豆を使えばカバーできるのではないかと思ったこともある　

しかし、少なからず欠点豆だけでなく
石や別の穀物なども混ざっているときもある

やはり、一通り目を通して確認をし
無ければ無いでそれでヨシ
一粒でも見つければしめたもの、
一粒でも有るより　まったく無い方が断然いい　
だから、うみぼうずでは生の豆をハンドピックする

しかし、欠点が無いから美味しいでもない
その後の焙煎によって味が決定付けられるからである。