2013年J2第39節 コンサドーレ札幌戦レポ | umibonzのスポーツめぐり旅

2013年J2第39節 コンサドーレ札幌戦レポ

[日時] 2013年11月3日(日)13:03KO @札幌ドーム
[天候] 屋内
[気温] 20.0℃
[湿度] 50%
[入場者数]12,718人
[主審]松尾 一 [副審]名木 利幸 大川 直也
千葉札幌
0
前半0
0後半1
01
スタッツ千葉札幌
シュート712
CK43
直接FK1617
間接FK13
オフサイド13

--------------
-----ケンペス  
--------------
-佑昌-町田-兵働
--------------
---健太郎-慶---  
--------------
-峻希--智竹内-米倉-
--------------
------岡本------
--------------
<控え>
SUB:大久保
SUB:キム
SUB:勇人
SUB:谷澤
SUB:大塚
SUB:深井
SUB:森本

[得点]

[交代]
60分 兵働 昭弘 → 谷澤 達也
82分 田中 佑昌 → 森本 貴幸
86分 山口 慶 → 大塚 翔平

[警告]
45分 高橋 峻希⑤
67分 竹内 彬①

【2013通算成績】
[得点ランキング]
ケンペス
⑧田中 佑昌
⑥山口 智

⑥米倉 恒貴
④ジャイール
④谷澤 達也
③大塚 翔平
③兵働 昭弘
②竹内 彬
①大岩 一貴
①伊藤 大介
①ナム スンウ
①高橋 峻希
①森本 貴幸

[アシストランキング]
⑫米倉 恒貴
⑥伊藤 大介
④ナム スンウ
④田中 佑昌
③ジャイール
③佐藤 勇人
③ケンペス
③大塚 翔平
②大岩 一貴
②町田 也真人
①高橋 峻希
谷澤 達也
森本 貴幸
①兵働 昭弘
①佐藤 健太郎
①竹内 彬

[警告ランキング]
⑩ケンペス
⑥佐藤 健太郎
⑤谷澤 達也
⑤キム ヒョヌン
⑤米倉 恒貴
⑤高橋 峻希
④山口 智
②大岩 一貴
②岡本 昌弘 
②兵働 昭弘
①大塚 翔平
①佐藤 勇人
①森本 貴幸
①田中 佑昌
①山口 慶
①竹内 彬

【超私的採点】

【GK : 1.岡本昌弘  5.0】
決定的なシーンが相手に少なかっただけに、米倉・竹内との連携が少しずつずれた失点は今シーズンもう二度とでないようにしてもらいたい。

【CB : 3.竹内彬 4.5】
今日の戦犯。あのシーンになる前から、ビルドアップでのパスのずれ、プレッシャーをかけられバックパスの数が多かった。前からプレスをかけられたときの余裕のなさ、判断ミスは今後一段階上に上がるためにも、本当に改善してもらいたい。

【CB : 5.山口智 5.0】
前線との連携の悪さはあるかもしれないが、追い込まれてもパスを出してピンチになるシーンは相変わらず。シンプルに一度クリアするという判断も必要なのだが、最大残り5試合。つじつまをあわせられるか。

【LSB:33.高橋峻希 5.0
佑昌との連携がいまひとつで、ワンツーが決まらずカウンターを食らうシーンが多かった。クロスの精度があがったことは認めたいが、今度はタイミング。少し焦り気味というか、もう少し中央に入っている選手、特にケンペスが中に入る前にクロスを上げてしまっており、攻撃の圧力が今ひとつだった。

【RSB;11.米倉恒貴  5.0】
今日は精神的に少し追い込まれていたのかもしれない。攻撃の起点ではあるが、カウンターの基点でもあった。相手が故意に狙っていた部分もあり、最終的にゆるいバックパスにつながった。

【DMF:16.佐藤健太郎  5.0
熊本戦のようなアグレッシブさは余り見られず、攻撃の基点になりきれなかった。特にグランダーのパス一辺倒になりすぎたことが攻撃の単調さを生んだとも言える。やはりボランチのこのポジションが攻撃のリズムを変える存在にならないと、今回のような展開は乗り切れない。

【DMF:13.山口慶  5.5】
危険の目を察知し、うまくボールの摘み取りに貢献していた。米倉の穴を埋めるバランスをとれることは今日のような試合を1失点で住ますことができた要因とも言える。慶がバランスをとっているだけに攻撃陣は奮起してもらいたいものだ。

【LMF: 6.田中佑昌 5.0】
佑昌のところで孤立するシーンが多く、強引なドリブルでカットされるシーンが多かった。何度か裏に抜けようとする意識があったが、その回数が少なかったのと、そういったボールがくるシーンも少なかった。相手のセンターバックの処理も無難だったこともあり、こういった展開になると苦しくなる布陣であることを露呈した。

【RMF:10..兵働昭弘 5.0
何度か決定的なパスを出していたが、もう少し増やしてほしいところ。中央での縦パスはまだまだ前線との連携が悪く、町田や佑昌にうまくつながらなかった。

【OMF:28.町田也真人 5.5】
今日はいい形でボールを受けることができず、いよいよ警戒されてきた証拠。本人がコメントしている通り、もっと裏に抜ける動きを増やして、運動量でのアピールが必要だった。

【FW:37.ケンペス 5.5
いい形でヘディングをしているシーンもあったが、決定的なシーンは少なかった。ボールを失うシーンも少なかったが、空中戦で相手のDFに勝てることができなかったところがリズムを作りきれなかったところだ。あと前を向いて何度かパスでチャンスが広がるところはあった。

【SUB:39.谷澤達也 4.5】
今日は悪い日の谷澤になってしまった。ボールを受けてから、周りのサポートが乏しく、孤立する場面も多く、ドリブルの結果ボールを取られてしまうシーンが続いてしまった。守備も途中出場にも関わらず、緩慢なところがあり、改善の余地が大きい。

【SUB:30.森本 貴幸 ー
出場時間が短く評価外

【SUB:14.大塚翔平 ー】
時間が短く評価外。

【鈴木監督 4.5

 前半は相手の積極的なプレスにも関わらず、しっかりと対応して徐々にジェフのリズムを作ることができたが、後半なかなかいいリズムを作れなくなってしまった。相手がしっかりとブロックをしてそこからカウンターを受ける回数が徐々に増えていくタイミングで谷澤を投入したものの、横浜FCの時のような流れにならなかった。

 原因はグランダーのパスが徐々に増えていってしまい、ロングボールで裏を狙う回数が減ってしまったところが相手が守りやすくなってしまったところだろう。そこは佑昌、町田が意識していかないと行けないところだろう。そのときのシグナルとしてはサイドでビルドアップできなくなったとき。今日はマークがしっかりついていてうまくはがせず、苦しいクロスを上げるシーンが多かった。そのときはあせらずサイドチェンジを繰り返して裏を取るタイミングをつくっていくしかないのだろう。

 もう一つ気になる点としては、75分あたりでドローだったときの試合の終わらせ方。前にも欠いたが、最高4位が濃厚の中、必ず点を取って勝たなければならない場面が出てくる可能性がある。そのときに何も処方箋を打たない監督の采配はないはずだ。森本を投入するタイミングが失点した後では、もう遅いのである。前線をかき乱すタメには停滞していた町田から深井を入れて裏を狙ったり、中央でアクションを仕掛けたりすることが大事だったのではないだろうか。ビハインドで大塚を投入しても活性化につながらないこともサイド確認できた。

 また、チームもアディショナルタイムになってからの戦い方がやや投げやりなところが気になった。可能性を見いだす、そんな終わり方をしないと、今年も同じ轍をふむ。はっきりとパワープレーに出るのか、それでもサイドをえぐり続けて相手にプレッシャーをかけるのか。大介がいないとセットプレイで点がとれないという悩みもあり、昇格への道のりはまだまだ険しいと感じる一戦だった。

 この負けで何かを見いだしていってほしい。再度記すが、75分ぐらいからの戦い方、ジェフは長年この悩みを解決できないでいる。



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