jefトピ#63 雨の中の団結
天王山第三戦は、２－０のクリーンシート。試合開始からしとしとと雨は降り続けましたが、選手たちは見事やってくれました！これでライバル山形を蹴落とし、東京Vも負けたため、POの中に入れそうなムードとなって参りました。京都も負けたため、自動昇格も首の皮一枚のこった形。まあ自動昇格はあれがこうなって、これがこうなって、それもこうなった上でジェフが連勝見たいな感じになりますので、目の前の残り２試合をしっかり勝って、吉報を待ちたいですね。
＜兵働不在での初布陣。大役大塚がチームに貢献＞
４０試合目にして王様兵働は累積で欠場。どういった布陣になるのか注目してましたが、好調荒田を外してバランサーの大塚を選択。ボールがおさまり、チームを押し上げる、そして時には素早い縦パスで相手の裏を狙う、あるいは押し下げる役割でした。木山監督のコメントを見る限り、どちらかというと攻撃面での期待が多かったみたいですが、個人的には走らなかった大塚が献身的な動きで守備をしていたのが印象的でした。
今日は藤田も先発に戻り、ジェフの好不調のバロメーターである、前線からの積極的な守備が序盤から効いておりました。初戦の山形戦を思い出しました。確かに前半は攻撃が低調でしたが、絶対に負けてはいけない試合ということで、いけるときは前から守備、厳しいときはしっかりとブロックしてリトリートといった形がしっかりとできていたと思います。智が戻ってきたということもあり、要所要所でオフサイドもとれていたし、ようやく好調時のジェフが戻ってきた印象でした。
序盤と少し印象が違った部分は、ボランチが積極的にプレスにいった点。相手は４－３－３ということもあり、特に中盤の二人に入ったときに健太郎と勇人がかなり積極的にプレスをかけていってました。少々リスキーな印象も受けましたが、攻撃の推進力が鈍っている山形に対しては有効だったのかなと思います。
そして、初期メンバーにはいなかった大塚と米倉もそれにあわせて必死に守備をしていました。大塚は兵働よりかは攻撃的ではないが、守備も含めてバランスよくチームをコントロールできる。兵働の燃料切れの時の代役としてしっかりとポジションを築けたのではないでしょうか。ケガ人の多い中、計算できるピースができたのは心強いかと思います。
やはり、今年積み上げてきた守備の意識が統一された試合運びを今日ひさびさに見ることができました。チーム全体でプレスすることができていました。やはり意識が統一できれば、しっかり戦うことができる。山形の山崎選手が「悔しいですね。今日の試合の位置づけというのは、各選手わかっていましたし、大事な試合ということもわかってましたけど、球際だったりそういうところで負けてたから結果が出なかったと思います。球際だったり、運動量だったり、基本的なところで相手を上回らないと勝てないですし、自分も90分出ましたけど何も仕事ができてないし、個人的にも物足りない試合でした」
このコメントを引き出せたことは、チーム全体が気持ちを見せてファイトしていたことを示していると思います。もうちょっと早くやってくれよ。。とは思いますが、チームが戦う姿勢を見せてくれれば、チームを信じて応援することができるようになると思います。ここは本当にプラスだと思います。
＜ようやくチームに団結力が芽生えてきた？残り２試合、昇格争いに明るい材料＞
正直、チームの柱である、藤田、山口智、岡本が怪我でいなかったことがチームを一度ゼロから作らないといけない状態だったかと思います。一昨年はミリガン、去年はオーロイと大黒柱がいなくなった穴埋め選手がいなくなり、替えがいなく失速した経験があったフロントとしては、それなりに準備補強をしてきました。しかし、ロボ、俊希、谷澤と新しいピースが入ったタイミングで木山さんはうまく料理できなかったことが、この低迷につながったと思っています。
この点はオフに検証し、改善すべきところだと思いますが、選手が中心になって、監督を鼓舞し、選手を鼓舞し、話し合いも増えてきて、岡本・智・藤田も復帰しようやく序盤のいい形にアドオンするようなサッカースタイルを目指すことができてきてるのかなと思います。
後半開始のセットプレイはまさにそういったシーンだったかと思います。竹内が「ゴールはチームとして取ったゴール。みんなで動いてフリーを作った。（中略）セットプレーでは練習していたことができたと思う。チームのゴールだと思っているし、またみんなで連携を高めていい準備をしていきたい。 」とコメント。コーナーキックに関して練習していた形が、結果につながったとコメントしたのは、僕が記憶している限り今年初めてだったのではと思います。
谷澤も「今はチームとしてまとまりつつあるので、これから先、プレーオフになったとしても、そのまとまりというのが生きてくると思う。最近、またチームとしてまとまりが出てきたのはいい形なのかなと思います」
40試合目となって、ようやく出てきた団結力。残り２試合（+２試合）、みんなで乗り切るためにも、同じ方向を向いて、勝っていってほしいです。
＜ラストピースはラッキーマン。オーロイ、勇人、竹内、渡邉、健太郎、荒田、あとは米倉にゴール＞
現実的にプレイオフのことを考えると、このまま２勝しても他のチームが全勝すれば６位。そうなるとプレイオフで勝ちを拾っていかないと昇格は厳しくなる。チームがようやく上昇気流に乗ってきたところ、勝って終わるゲームではなく、逆転勝ちのシナリオを考えると、どうしてもミラクルな得点や勝利がないと、僕はやはり残留の２文字を突きつけられてしまうのかなと思います。2010年のアビスパのロスタイム勝ち越しフリーキックや、2011年の札幌のF東京への勝利など、最高のシナリオになるためにはこういったものが必要かと思います。
終わってみたらもしかしたらみたいな話もありますが、実は前節の湘南戦がそういった試合だったのかもしれません。オーロイ投入後、オーロイの落としから勇人の初ゴール。上昇気流に乗った勇人は、本日今期最高のパフォーマンスを見せてくれたかと思います。
本日上がる回数が少なかった渡邉はしっかりと少ないチャンスでオーバーラップし、「点を取ったら負けなし」の荒田がゴールを生んでくれました。荒田はこれで６ゴール目。荒田が後半から出てきてああいった働きができると、後半停滞気味のジェフに貴重なピースとなりそうです。渡邉も３試合連続先発。攻撃の起点になっていることは間違いないです。地味にこのゴールに絡んだのは健太郎。古巣山形に対してしっかり貢献してくれました。
藤田、山口智、岡本以外のプレイヤーがしっかりとゴールに絡み出したジェフ。あとは深井、田中の負傷でチャンスをもらっている米倉にゴールがでれば。本日荒田の一対一で取れそうなチャンスがありましたが、ボールは来ませんでした。先発復帰２試合目の米倉は、前半はいまいちでしたが、後半点が入ってからは彼らしい持ち味を発揮していたかと思います。やはり前にスペースがあると攻撃に絡むことができますね。あと藤田以外に岡本のパスの選択肢ができるのはチームにとってプラスで、ポストプレイの起点となってチーム全体を押し上げることができてたと思います。最後のチャンスは、ヒールキックではなく、シュートを打ってほしかったですが。
久しぶりにポジティブなことを描きましたが、あくまでかなり細かい話でのポジティブな話です。ただ、低空飛行をしていたチームが、少しだけ上の角度で飛び始めた。そう思いたいです。残り２試合。しっかり支えて、J１に行きたい。そう願うのみです。
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＜兵働不在での初布陣。大役大塚がチームに貢献＞
４０試合目にして王様兵働は累積で欠場。どういった布陣になるのか注目してましたが、好調荒田を外してバランサーの大塚を選択。ボールがおさまり、チームを押し上げる、そして時には素早い縦パスで相手の裏を狙う、あるいは押し下げる役割でした。木山監督のコメントを見る限り、どちらかというと攻撃面での期待が多かったみたいですが、個人的には走らなかった大塚が献身的な動きで守備をしていたのが印象的でした。
今日は藤田も先発に戻り、ジェフの好不調のバロメーターである、前線からの積極的な守備が序盤から効いておりました。初戦の山形戦を思い出しました。確かに前半は攻撃が低調でしたが、絶対に負けてはいけない試合ということで、いけるときは前から守備、厳しいときはしっかりとブロックしてリトリートといった形がしっかりとできていたと思います。智が戻ってきたということもあり、要所要所でオフサイドもとれていたし、ようやく好調時のジェフが戻ってきた印象でした。
序盤と少し印象が違った部分は、ボランチが積極的にプレスにいった点。相手は４－３－３ということもあり、特に中盤の二人に入ったときに健太郎と勇人がかなり積極的にプレスをかけていってました。少々リスキーな印象も受けましたが、攻撃の推進力が鈍っている山形に対しては有効だったのかなと思います。
そして、初期メンバーにはいなかった大塚と米倉もそれにあわせて必死に守備をしていました。大塚は兵働よりかは攻撃的ではないが、守備も含めてバランスよくチームをコントロールできる。兵働の燃料切れの時の代役としてしっかりとポジションを築けたのではないでしょうか。ケガ人の多い中、計算できるピースができたのは心強いかと思います。
やはり、今年積み上げてきた守備の意識が統一された試合運びを今日ひさびさに見ることができました。チーム全体でプレスすることができていました。やはり意識が統一できれば、しっかり戦うことができる。山形の山崎選手が「悔しいですね。今日の試合の位置づけというのは、各選手わかっていましたし、大事な試合ということもわかってましたけど、球際だったりそういうところで負けてたから結果が出なかったと思います。球際だったり、運動量だったり、基本的なところで相手を上回らないと勝てないですし、自分も90分出ましたけど何も仕事ができてないし、個人的にも物足りない試合でした」
このコメントを引き出せたことは、チーム全体が気持ちを見せてファイトしていたことを示していると思います。もうちょっと早くやってくれよ。。とは思いますが、チームが戦う姿勢を見せてくれれば、チームを信じて応援することができるようになると思います。ここは本当にプラスだと思います。
＜ようやくチームに団結力が芽生えてきた？残り２試合、昇格争いに明るい材料＞
正直、チームの柱である、藤田、山口智、岡本が怪我でいなかったことがチームを一度ゼロから作らないといけない状態だったかと思います。一昨年はミリガン、去年はオーロイと大黒柱がいなくなった穴埋め選手がいなくなり、替えがいなく失速した経験があったフロントとしては、それなりに準備補強をしてきました。しかし、ロボ、俊希、谷澤と新しいピースが入ったタイミングで木山さんはうまく料理できなかったことが、この低迷につながったと思っています。
この点はオフに検証し、改善すべきところだと思いますが、選手が中心になって、監督を鼓舞し、選手を鼓舞し、話し合いも増えてきて、岡本・智・藤田も復帰しようやく序盤のいい形にアドオンするようなサッカースタイルを目指すことができてきてるのかなと思います。
後半開始のセットプレイはまさにそういったシーンだったかと思います。竹内が「ゴールはチームとして取ったゴール。みんなで動いてフリーを作った。（中略）セットプレーでは練習していたことができたと思う。チームのゴールだと思っているし、またみんなで連携を高めていい準備をしていきたい。 」とコメント。コーナーキックに関して練習していた形が、結果につながったとコメントしたのは、僕が記憶している限り今年初めてだったのではと思います。
谷澤も「今はチームとしてまとまりつつあるので、これから先、プレーオフになったとしても、そのまとまりというのが生きてくると思う。最近、またチームとしてまとまりが出てきたのはいい形なのかなと思います」
40試合目となって、ようやく出てきた団結力。残り２試合（+２試合）、みんなで乗り切るためにも、同じ方向を向いて、勝っていってほしいです。
＜ラストピースはラッキーマン。オーロイ、勇人、竹内、渡邉、健太郎、荒田、あとは米倉にゴール＞
現実的にプレイオフのことを考えると、このまま２勝しても他のチームが全勝すれば６位。そうなるとプレイオフで勝ちを拾っていかないと昇格は厳しくなる。チームがようやく上昇気流に乗ってきたところ、勝って終わるゲームではなく、逆転勝ちのシナリオを考えると、どうしてもミラクルな得点や勝利がないと、僕はやはり残留の２文字を突きつけられてしまうのかなと思います。2010年のアビスパのロスタイム勝ち越しフリーキックや、2011年の札幌のF東京への勝利など、最高のシナリオになるためにはこういったものが必要かと思います。
終わってみたらもしかしたらみたいな話もありますが、実は前節の湘南戦がそういった試合だったのかもしれません。オーロイ投入後、オーロイの落としから勇人の初ゴール。上昇気流に乗った勇人は、本日今期最高のパフォーマンスを見せてくれたかと思います。
本日上がる回数が少なかった渡邉はしっかりと少ないチャンスでオーバーラップし、「点を取ったら負けなし」の荒田がゴールを生んでくれました。荒田はこれで６ゴール目。荒田が後半から出てきてああいった働きができると、後半停滞気味のジェフに貴重なピースとなりそうです。渡邉も３試合連続先発。攻撃の起点になっていることは間違いないです。地味にこのゴールに絡んだのは健太郎。古巣山形に対してしっかり貢献してくれました。
藤田、山口智、岡本以外のプレイヤーがしっかりとゴールに絡み出したジェフ。あとは深井、田中の負傷でチャンスをもらっている米倉にゴールがでれば。本日荒田の一対一で取れそうなチャンスがありましたが、ボールは来ませんでした。先発復帰２試合目の米倉は、前半はいまいちでしたが、後半点が入ってからは彼らしい持ち味を発揮していたかと思います。やはり前にスペースがあると攻撃に絡むことができますね。あと藤田以外に岡本のパスの選択肢ができるのはチームにとってプラスで、ポストプレイの起点となってチーム全体を押し上げることができてたと思います。最後のチャンスは、ヒールキックではなく、シュートを打ってほしかったですが。
久しぶりにポジティブなことを描きましたが、あくまでかなり細かい話でのポジティブな話です。ただ、低空飛行をしていたチームが、少しだけ上の角度で飛び始めた。そう思いたいです。残り２試合。しっかり支えて、J１に行きたい。そう願うのみです。
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