最近山で女性のソロに出会うことが多い。話を聞くと「今年から山はじめました」の人ばかり。その中で登山アプリの軌跡だけを頼りにやってくる人もいる。

言葉を濁さずに言えば、それは正直危ない。(危ないのは女性だけとは限らない)

 

インスタで見た、アプリの軌跡を頼りに・・・他の山をほとんど歩いていなくても難度の高い場所へ来るというのも多い。

 

この件で思うところはいっぱいあるけど、さらっと言うなら、山に慣れた人なら「踏み跡」など見分けがつくけど、慣れていないとそれが「けものみち」なのか「作業道」なのか、はたまた「誰かが勝手につけた足跡」なのか判断できない。実はテープだって登山道のテープとは限らないものもある。

 

山に慣れた人と、いろんな山を歩いたことがない人だと、感覚的な違いもあり、慣れた人の感想が必ずしも初心者に適切とは限らない。

 

ガイド付きや山の会、数十年のベテランでも事故は起こっているので、少しずつでも勉強しようという謙虚な気持ちは持ってほしいなと思う。

 

山歩きのついでに観察していて思ったけど、数人のパーティで、疲労の為か酷い歩き方をしている最後尾の人がいた。ガイドらしき人が付いていたけど、これに気が付かず誰もサポートしていないならグループ登山だから安全!とは言えないよね。

 

ちょっと種類に違いはあるけれど、獣に慣れているはずの猟師の獣による死亡事故も、10月だったか愛知の山で起こっている。とても不幸な事故だけど。

 

山を楽しむスタイルは今たくさんあるけれど、無駄にスピードを競ったり(どれくらいの山をどれだけ速く歩いたかとか)どれだけ危険な山に行ったとか、インスタ映えのための山行とか、時代なのかもしれないけど、どうも何かが違う気がする。

 

山の危険生物・植物も、必ず見分けがつくとは限らないけど、ある程度は勉強したほうがいい。マムシをマムシと知らず平気で撮っている女の子や、マムシグサを子供に触らせている写真とか、本当にこの人大丈夫?と心配になる。基本は触れない近づかないが安全だと思う。

 

小うるさい母親みたいになっちゃったけど、ずーーーーっと

ふつふつふつふつふつふつふつふつふつふつふつふつ・・・

と思っていたことを書いちゃった。