周防大島町では、家庭ごみとして出されるプラスチックは、
・燃やせるゴミ(※)
・容器包装プラスチック
・ペットボトル
・その他プラスチック
の4つに分類して集められています。
※薄いプラスチックは、燃やせるゴミ(容器包装マークが付いているものは、容器包装プラスチックでも可)として扱われいて、町内の焼却施設で燃やされています。
例えば、飲み物を飲んだ後のペットボトルは、水洗いして、フタは容器包装プラ、ラベルは剥がして燃やせるゴミか、容器包装プラ、本体はペットボトルと、3つに分けます。
海には、いろいろなプラスチックゴミが落ちています。
飲みかけのペットボトル、スナック菓子の袋、レジ袋、発泡スチロールの破片、バケツ、牡蠣養殖に使うパイプなどなど。
拾わなければ、他の誰かが拾うまで、広い海を漂い続け粉々になっていく運命のプラスチックゴミ。海ゴミ拾いの時は、こういうものをどう分別するのでしょうか?
答えは、
「牡蠣養殖パイプ」と「それ以外のプラスチック」
の2つです。
今回は牡蠣養殖パイプ以外のプラスチックについてのお話。
海で汚れや塩のついたプラスチックは、容器包装プラスチックでも、ペットボトルでも、全て「その他プラスチック」として回収されるのです。
それでは、その「その他プラスチック」は、どんな運命をたどるのでしょうか?
役場環境生活課で教えてもらいました。
周防大島町の場合は、萩市にある総合リサイクル型廃棄物処理プラント会社「ジェムカ」さんに持ち込み、処理されています。
焼却施設で燃やされて、その熱エネルギーで蒸気発電を行い、施設の電気として使われます。
海に流れてしまったり捨てられたりしたプラスチックゴミは、たとえ拾っても、燃やして処分するしかない、リサイクルすることができないということです。
残念。まだプラスチックとして働けるのに…!(と、プラスチックゴミが思っているかどうか?)
プラスチックの使用を減らそうという世の中の動きがありますがせめて、
ちゃんとゴミ箱に入れて、リサイクルの循環に載せていきたいですね!