私は、弁護士になって8年目に突入しました。HPを持たない代わりに、ブログで、思ったことなどを綴りたいと考え始めました。弁護士になる前は会社員をしていました。今までの人生において、ころんだり、つまづいたり、いろいろな経験をしてきました。少しずつ、思い出しながら、記録にしていきたいと思っています。
【詐欺被害の事例】
私は、ここ何年かで、詐欺の被害に遭った方々からの相談を多く受けました。
何件か受任して感じたこと。
弁護士に依頼しても、回収できたら儲けもの程度に思った方がいいです。通称、詐欺被害救済法という法律があって、警察と金融機関に連絡して、被害者が金銭を振り込まされた口座を凍結してもらい、口座の残金を被害者らの被害金の按分で分ける、というものですが、被害者の振込口座は、詐欺師へのトンネル口座に過ぎず、口座の取得方法も、口座の譲渡人が知っているケースもあれば、詐欺師がこそっと番号を盗み見したようなケースもあり、そもそも他人に自分の口座が使われたなんて知らない口座名義人も相当います。結果として、いくらも戻ってこない、ほぼゼロを覚悟しておいた方がいいです。
私が受任した件では、それでも比較的被害額の回収が望めるかもしれないタイプの詐欺は、商材詐欺でした。
実際に、和解できたケースもあります。日本の会社で手がけていれば、商業登記簿で代表者はわかるし、すくなくとも、
訴訟の相手方はわかります。しかし、代表者の居所がわからない、なんていうことになればお手上げです。
他方、LINEなどで勧誘される投資詐欺、ロマンス詐欺などは、回収が難しいです。相手方がわからないのですから。
以前ニュースでも取り上げられていたように、拠点が外国にある場合も多いと思います。こうなると、本当に
やっかいです。
とりあえず、詐欺被害に遭った場合、被害金を回収しようと弁護士に依頼しても、宝くじを買ったくらいの感じでいた方が、後のストレスの軽減のためにもよいのではないかと思います。こんなことを書くと、詐欺被害金の回復を広告している先生方の顰蹙をかってしまいそうですが、私の場合はそうでした。
こんな感じで、依頼者の目線から、いろいろつぶやいていこうと考えています。