Samyangの魚眼レンズを買ってから魚眼での撮影が増えました。理由は簡単、使いやすいのです。
魚眼の特性を生かして構図を考えて、、、などと気負わずとも使えてしまう事が多々あります。
おそらく射影方式がほぼ立体射影である為でしょう。サムヤンは韓国メーカーですが、中国メーカーから同様の射影方式の魚眼が出てきています。今回はこれらのレンズの構成図を並べてみようという趣向です。
まず焦点距離のおさらい。対角180度の魚眼レンズの焦点距離は下の表のようになります。今回のお題に関係があるのは赤線で囲んだ部分です。
まず Samyang 8mm f2.8。立体射影の焦点距離7.05mmより一割以上長い焦点距離ではあるものの、発売当時は画期的でした。2枚の非球面レンズが組み込まれています。
続いて 7artisans 7.5mm f2.8。 このレンズは対角190度をカバーしているのが売りです。そうすると立体射影の焦点距離は6.5mmとなり、このレンズも一割以上焦点距離が長い事になります。ほぼsamyangと同じ傾向か?
続いて 7artisans 10mm f2.8。 立体射影の焦点距離10.82㎜よりも7.5%も短い焦点距離となっています。どんな写りなのか使ってみたいものです。
続いて TTartisan 7.5mm f2。 素晴らしい事にこのレンズはF2なのです。星空でも映してみたくなります。立体射影の焦点距離との差は6%程でかなり近い値となっています。
さて、最後はTTartisan 11mm f2.8。 このレンズは35㎜フルサイズ用です。立体射影の焦点距離10.82mmとは1.7%の差でしかなく、ほぼぴったりです。
これらのレンズは安価で良く解像するとの評価です。全部買って楽しんでみたくなっています。
強いて難癖を付けると、どれもマニュアルフォーカスレンズで、コーティングも見るからにまあまあ。太陽が画面に入った場合などの性能を期待するのは無理があります。日本製AFレンズの出現を望みます。シグマさんお願い。