手元には二本のサムヤン製魚眼レンズがあります。 7.5mm F3.5 FISH-EYEと8mm F2.8 UMC FISH-EYE IIです。 二本並べて置いても喧嘩しません。
8mmをnex-6で愛用してその素晴らしい写りには何の不満もなかったのですが、最短撮影距離が30㎝なので昆虫の撮影には今一つです。そこで、同じく評判の良いマイクロフォーサーズ用7.5mm＋OM-D EM1を購入。2本レンズがあれば比較もしたくなります。
まずは壁を写して射影方式の違いを感じます。 前回の考察をふまえると、8mmは立体射影7.5mmは等立体角射影と思しき焦点距離なのですが差があるでしょうか？
8mm f2.8
7.5mm f3.5
7.5mの方が中央が強調されていて壁の線がぐるりんと丸く、予想と整合した見た目になっています。
外へ出て、ゴジラの住んでいるビルを写します。
8mm f2.8
7.5mm f3.5
右下、私の手が写っていますが気にしないように。UMCコーティングの8mmの方が写りがシャキッとしているような気もしますが、同じ傾向の写りと言っていいと思います。
ついでにピクセル等倍で見てみましょう。まず中心付近、
8mm 7.5mm
続いて左上隅、
8mm 7.5mm
中心付近は7.5mmの方が大きく、端っこは8mmの方が大きく写っています。射影特性から予想される通りです。8mmの隅でのくっきり具合はちょっと驚異です。
以上のように、無限遠を写す限り両方のレンズも充分に優秀な特性ながら8mmの方が若干気分が良いという結論となりました。
↓↓↓↓↓↓↓↓ 以下単に失敗 ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
「同じボディで比較した方が良いのではないか」と思い立ち、アマゾンでマウントアダプターを購入。7.5mmをnex-6に付けてみるも、
全くボロボロの写りで評価に値しませんでした。MFTとEマウントでは撮像素子の上のフィルター系のセッティングが全く異なるようです。