先週木曜日、病院に行ってきた。

この日までに赤ちゃんがでてこなければ、翌日手術の予定だったのです。

でてくる気配がないまま一日一日を過ごして、

木曜日の時点では、やはりまだでてきていなかった。

私が赤ちゃんにしてあげられる残されたことは、

最後まで見送ってあげること。

だから、でてくるのを待ちたかった。

先生に「待ちたいです」と、お願いしました。

先生も了承してくれて、待つことになりました。

そして、その週の土曜日の日付が変わる頃、

2時間程の痛みの末に、

赤ちゃんの袋であるタイノウがでてきました。

でてくる時は不思議と、

「でてくる!!」

ってわかりました。

スルッとでてきたので受け止めようとするも間に合わず、

トイレに落ちてしまったのを、すぐにすくいあげました。


初めてみたタイノウは、白くてふわふわしていて卵より少し小さめ。

まるで、

天使の羽根にくるまれているような神秘的な姿でした。


こわれないようにそっとラップに包みました。

ラップの上からそっと手で抱き締めました。


「ママに姿を見せてくれてありがとう。

あなたにずっと会いたかった。

離れてもずっと心はつながっていられるからね。

あなたはずっとママの子供だよ。」

心の中でそう言いました。


愛おしくて、小さな姿。

この袋の中にいる赤ちゃんは見えないけれど、

この白いタイノウが、私にとって

まるで天使のように見えました。


病院にもっていき、検査にだすことになると思うからと、先生に渡しました。

最後のお別れ。

でも、大丈夫。心はつながっているから。


痛みはかなりのものだったけど、耐えられました。

覚悟もできていたし、

赤ちゃんに一目会える可能性があるのなら、どんなに痛くても耐えられるって思ってたから。



今は、病院でもらった子宮収縮剤のおかげか、痛みも出血も多少続いているけど、

明後日の木曜日。また病院で診てもらう予定です。

すべてでてきてくれていたらいいけど、でてきてなかったら手術になると思います。

でも、大丈夫。

白い天使に会えたから。

どんなことになっても、ママは覚悟だけはあるんだから。

大好きな赤ちゃん。

最後まで幸せな時間をママにくれてありがとう。