海の異変の報せがまた!
三陸沖でマダイが豊漁との報が、宮城・気仙沼、岩手、青森から届く。
三陸沖で起きている〝海の異変〟
近年はサンマやサケなどの不漁が続いている。しかし今回はそれらの魚種が獲れる沖合ではなく、陸地にほど近い「沿岸漁業」に異変。
三陸沖では獲れないはずの魚が、豊漁に:マダイ、イシダイ、コウイカ、ヒラマサ
マダイの動き:日本海から津軽海峡の暖流に乗って、産卵の時期になって太平洋側に流れてきた(?)
さらに、
ミツクリザメが宮城沖に出現に驚き!?
これまでは、2016年に見られた茨城県沖が北限と考えられていた。
三陸沖は、黒潮と親潮が合流する混合域で、プランクトンが豊富な世界三大漁場の一つである。DHA, EPA豊富な青魚、サンマやサバが獲れる海域。
ここ数年、黒潮が北上し親潮が遠ざかる状況が続き、サンマの不漁に代表されるように、本来漁獲されるべき、冷たい海で獲れる魚の減少が続いている。
これに近い状況は、過去にもあったことから、地元では別に驚くべきことではないと捉えられているようだが、果たして過去のように好漁場が再現されると高をくくっていてよいものか、気になる。
地球温暖化の影響がじわじわ押し寄せている。
生きていく術として、自然相手の事なので、焦ったところで海の異変を変えることなど自力でできるわけはなく、一喜一憂するより、じっくり身構える悠然たる態度が必要なのかもしれない。
しかし、業として身構え準備を整える時期に来ているように感じて仕方がない。
安くておいしい太ったサンマが食べられる日がきっとまた来ると信じて、遠くからではありますが、期待を込めて応援しています。