ちゃお!
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2018年夏、
4年間のイタリア駐在を終えて
帰国直前、
ヴェローナ夏の祭典、
オペラ音楽祭
の翌日の公園で出会った
一人の女性の話しの続きです。
ヴェローナのオペラ音楽祭の
オーケストラで演奏してしている
フルート奏者の彼女。
私は4歳から16歳まで
ピアノを習っていたので、
彼女の人生、生き方に
興味を持って
いろいろと聞いているうちに、
びっくりする事実を
耳にしました。
それは、彼女が
フルートを始めた年齢。
超一流のオーケストラに
属する彼女は、
いつ、フルートを始めたと
思いますか?
な、なんとね、
14歳の時、だそうです。
14歳ですよ、14歳
日本でいえば、
中学2年生。
イタリアで言えば
高校に入学する年です。
こんな世界一流の
オーケストラに属するような人が
高校生から始めたの??
私が数字を聞き間違えたのか?
と思って
何度も確認してしまいました。
芸術高校に入って
フルートを初めて
習い始めたんですって。
思わず、
私、4歳から16歳まで
ピアノを習っていたの…。
とつぶやいてしまったところ、
逆に
えっ、4歳から
すごいわね。
今は弾かないの?なんで?
もったいないわぁ。
とビックリされてしまいました。
いや、14歳から始めて
プロとして生活している貴女の方が
ずっとずっとすごいわぁ
*日本人の感覚からすると、
それまでプライベートで音楽を習わずに
突然、芸術高校に入学したり、
フルートを習い始めるなんて無理じゃない?!と
思ってしまいますよね。
私はイタリアの教育制度について詳しくないのですが、
イタリアは、ごく一部の高校を除いて入学試験がないそうです。
その代わり、進級・卒業が難しいと聞いています。
例えば、ミラノ在住の堂満 葉子さんという方が書かれた
「イタリアの中学校最新事情 」 によると、
ミラノ市内の公立学校に限ると、「入学試験」を実施しているのは
「理工系高校」1校。「語学系高校」1校だけだそうです。
それでね、ワタシ
心から思いました。
もちろん、
早期教育、英才教育で
力をのばしてプロになる方も
いるけれど、
14歳から
本人の意思で始めて
一流のプロになることが
できる人もいるんだって。
運動などもそうですが、
特に音楽などは
”絶対音感は6歳まで”
などと言われたり、
”今のうちに〇〇しておかないと
後々苦労しますよ~”
というように
早くスタートすることが
何より大事、のような
風潮が日本にはありますよね。
もちろん、
自分の意思で始めたからと言って
すべての人が
プロになれるわけではありません。
それでもやっぱり大事なのは
始めた時期よりも
本人が本気で
やりたいと思って取り組むこと
なんだなぁって。
ヴェローナで出会った
フルート奏者の生き方が
何歳からだって
本人が望んで、努力すれば
花は開くよ。
と私に教え続けてくれています。
不思議な出会いをした彼女とは
フェイスブックで友だちになって
別れました。
4人で手を振り合って別れた
ヴェローナの歴史ある街並みは
感動とともに、
今もはっきりと
胸に残っています。
Ciao! ちゃお!
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