ちゃお!
ご訪問頂きありがとうございます。
イタリアのふくらはぎ辺り
小さな田舎町に住む
でこしゃんです。
に引き続き
イタリアらしいエピソードを
もう一つお届けします。
昨日のように
イタリアのいい加減さに
うんざりすることも多いですが、
イタリアの大らかさに
助けられることも多々あります。
昨年、滞在許可証の更新手続きに
行った時のこと。
申請用紙
パスポート
証明写真
などを携えて警察署に行きました。
ところが手続き中に、
娘の写真を
家に置いてきてしまったことに
気がつきました。
(通園中につき出頭不可と一筆書けば、就学前の子どもは同行しなくてOKでした。)
取りに帰らなきゃと思った私は
警察署に同行してくれた
会社のスタッフAさんに
慌てて言いました。
娘の写真を
家に置いて来ちゃったんだけど…
するとAさん、
手続き中の警察官(Aさんの友だち)に
✳︎友だちだったというのがかなり大きい
シニョーラが娘さんの写真を
家に置いて来ちゃったんだって。
去年の(申請書類)ある?
ま、まさか?
警察官は表情を一つも変えず
去年の書類についた
写真のホチキスを
びりっと勢いよくはずし、
あるよ、だけど変わったんじゃない?
するとAさん
ま、見てみよう。どお?
私に向かって聞きました。
こ、これって、二人して
私に女優になれってことよね?
そこで写真を見るなり
表情ひとつ変えずに
同じだわー。全然変わらない。
うそつけー!!
警察官: じゃ、いいよ。
去年の写真を受け取って
今年の書類にペタン。
え、まさかの
数秒で解決?!
助かったー。
だったら大して変化のない
私たちの写真こそ
去年の使い回しでいいのにね。
と夫と話したのは内緒ですが
ちなみその写真は渡伊前の
1歳10ヶ月のときに
撮ったもの。
去年の時点で既に無理があるのに、
5歳直前の申請に
使い回しって…。