ちゃお!

 

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イタリアのふくらはぎ辺り
小さな田舎町に住む
でこしゃんです。

 

5年前に27週5日 904gで出産した

娘の出産について振り返っています。

 

(4) 娘にしてあげられる、たった一つのこと

の続きです。

 

間接的とは言え、娘が私の母乳を
飲んでくれている。

 

私のおっぱいが娘の体を作っている。


というのは

ちゃんとお腹で育ててあげられなかった
罪悪感の塊だった私にとっての
大きな喜びでした。

 

幸いなことに
とてもよく出てくれる
おっぱいでした。

 

退院後は週に1回程度
桶谷式の母乳マッサージへ通い、


助産師さんとざっくばらんに話しをして
支えてもらえる場があったことも
幸運でした。

 

ただ、


3時間毎に携帯電話の

電子音
起きなければならない、というのは

思っていた以上にしんどいことでした。

 

赤ちゃんが隣で泣いてくれたら…
ずっとそう思っていました。

 

 

大分経ってからのことですが
面会中に一度だけ


保育器の中の娘が

泣き声を上げたことがありました。

 

それまで、
娘の声を聞いたことがなかった私は


嬉しさのあまり
すぐに携帯電話で録音しました。

 

その貴重な「泣き声」を手に入れてからは
携帯の目覚まし音を
娘の泣き声に変えました

 

結局、その弱々しい泣き声は
私の睡魔に勝つことができず(笑)、

 

「泣き声」目覚ましは

ほどなく大音量の電子音に
とって変わられましたが、

 

授乳中や、娘の存在を感じたい時に

再生して聞いていました。

 

泣き声を聞けることが
こんなに嬉しいことだったなんて


未熟児を出産するまでは
全く知りませんでした。

 

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NICUに入ってから

(1) リスクと隣り合わせのいのち

(2) 呼吸を忘れる赤ちゃん

(3) お腹にいない、腕の中にもいない

(4) 娘のためにできる、たった一つのこと

 

Ciao! ちゃお!