ご訪問ありがとうございます。
イタリアの「ふくらはぎ辺り」に住む
でこしゃんです。


★外国で楽しく、快適に暮らすためにできること(1)
の続きです。

 

イギリスで一年

東南アジアのラオスで一年弱

カンボジアで半年

イタリアで丸3年(継続中)

 

暮らしてきた私が、
外国で楽しく、快適に暮らすために心がけていることを
シリーズでお伝えしています。

 

昨日は、とりあえず一年、

無理なら半年、必死に
現地語を学んでみる

 

そして現地語を学んだら、
恥を恐れず、
細かいことは気にせず、
間違えを笑い飛ばして
どんどん使っちゃいましょーと
お話ししました。

 

というわけで、今日は私の赤っ恥談です。
よかったら一緒に笑い飛ばして下さい。

 

ちょっと恥ずかしいけど聞いて頂戴…

 

一つ目は今年の4月のこと。
旅行先のローマのレストランで食事が終わり
お支払いをする時の話しです。

 

こちらでは通常、

ウエイター/ウエートレスさんを席に呼んで
お勘定を持ってきてもらい、席で支払います。

 

ちなみにイタリア語で
「お会計お願いします」は
Il conto, per favore.
(イル コント ペルファヴォーレ)
と言います。

 

「あー、美味しかった」
いつものように元気よく

お願いしました。

 

Il sconto, per favore!
(イル スコント ペルファヴォーレ!)

 

ウェートレスさん、なぜかちょっと
びっくりした顔。


そして大してイタリア語を話せない
夫まで、びっくりした顔。

 

え、なんで?!?!

 

夫: コントだよね?
私: うん、そうだよ。
夫: 今、『スコント』って言わなかった?

私: え、スコント?!


スコント=値引き、ディスカウント

つまり、食後に

突然、元気よく、当然のように


お値引きお願いします!!」

 

と言ってしまった私…

みんなで大爆笑。

笑った笑った。


イタリアに来て

3年目も終わりになるという春に

やってしまった赤っ恥でした。
マンマミーア…

 

 

二つ目の赤っ恥は
これよりちょっと(いや、かなり)
ひんしゅくものの大失敗。

 

イタリア語には「再帰動詞」という
日本語や英語にはない考え方があります。

 

習い始めた頃、
この「再帰動詞」が苦手で苦手で
どうにかして逃げたいと思っていました。

 

でも…無理なんです。
普通に会話をしようとするとどうしても必要。

 

例えば
目が覚める
起き上がる
顔を洗う
歯を歯ブラシで磨く
髪をくしでとかす
お風呂で体を洗う
ひげを剃る(私は剃りませんが…)
服を着る
靴を履く
シャワーを浴びる

 

こんな日常的な動作について話そうとすると
どうしても避けて通ることができません。

 

ある日、イタリア語学校で先生に、
「起きてからの一日の行動を
再帰動詞を使って言ってみて。

『私は〇〇時に目覚めます。』

『△△時に起き上がります。』

というふうに」
と言われました。

 

目が覚める 起き上がる
洗う とかす 身につける
顔 歯ブラシ くし

時間

…とにかくどれもこれも新しい単語だらけ。


そして、イタリア語も

他の多くのヨーロッパ言語と同じように
動詞が人称・時制・法によって変化します。

 

つまり同じ「起き上がる」でも
その動作主が誰なのか、
(私・君・彼・私たち・あなたたち・彼ら)
によって
動詞の語尾が変化します。

 

単語も男性形、女性形、

それぞれに単/複数形があって、
あっちも、こっちも
気を配らなくてはいけなくて大変なんです。

 

頭はパンク状態

 

そんな中、

「私はズボンをはきます。」
Mi metto i pantaloni.
(ミ メット イ パンタローニ

 

と言おうとして
大きな声で言いました。

 

Mi metto i pannolini.
(ミ メット イ パンノリーニ

「私はオムツをはきますっ!」

 

 

たくさんの外国人の間違いに
毎日触れているであろう先生も

大爆笑!!

 

二人で大爆笑!
笑いが止まりません。

(プライベートレッスンでよかったね…。)

 

笑いをこらえながらも、

全然こらえきれていない先生。

涙をこぼして笑いながら、
一生懸命フォローしようとしてくれます。


「人はね、自分にとって大事なことが
口から出てきてしまうものなのよ。
きっと今のあなたには
オムツが大事
なのね!」

 

全然フォローになってないし。

 

娘の保育園で、しょっちゅう
pannolini, pannolini
パンノリーニ

パンノリーニ

と言っていたので、

パンタローニ

と間違えてしまったんですねー。

 

でも、

いくらなんでも、

ひどい間違え…。とほほ。

 

こんな間違いを日常的に繰り返すうちに
間違うのが怖かった私も
段々神経が図太くなり


「一緒に笑い飛ばせばいいや。
そうすれば絶対忘れないもの!」


と思うようになってしまいました…。

 

さ、そろそろイタリア語の宿題をしなきゃ。

早く上手になりたーい!

 

読んでいただきありがとうございました!