ご訪問ありがとうございます。

イタリアの「ふくらはぎ辺り」に住む

でこしゃんです。

 

同じアパートに住むアントニオの奥さん、ラッファエッラ。

こちらに住み始めて一番最初に英語で声をかけてくれた、心優しい友だちです。

 

市のごみ収集方法が変わった時も、いろいろ教えてくれたり、

修理に出したい電化製品があった時は、

「たらい回し」

で悪名高いサービスセンターに代わりに電話してもらったり…

 

困ったことがあれば

「まずはラッファエッラに聞いてみよう」

と思える、

 

姉のような

イタリアの母のような

そんな大切な友だちです。

 

そんなラッファエッラに久しぶりに会いました。

ぴっこりーな(娘)を見るなり

「どう?熱は下がった?もう治った?」

と聞いてくれました。

 

そして一言

「マンマミーア、背が大きくなったわねー。

熱が出たからね!」

 

 

熱が出たら背が大きくなる?!

 

「えー、イタリアではそんな風に言うの?」

とびっくりする私に、

 

「そうよ、高熱が出た後は背が伸びるって言うのよ」

とラッファエッラ。

 

へぇー、面白い!

 

家に帰ってインターネットで調べてみると、日本人でも

「熱が出た後に子どもの背が伸びた」

と感じたことがある方も結構いらっしゃるみたいですね。

 

 

面白くなって今度はちょっとイタリア語で調べてみると

La febbre di crescita/di crescenza成長熱

という言葉があることを初めて知りました!

 

成長熱=知恵熱のようなもの?!と思って調べてみると

知恵熱(ちえねつ)とは生後半年から1年ぐらいの頃の乳児にみられる発熱である。代表的なものとして突発性発疹に伴う発熱が挙げられる。(Wikipedia

とあるので、少し年齢がずれるかもしれませんね。

 

例えばパパやママ向けのサイト(mamma e papà)でも

「熱が出ると背が伸びるの?

小さな頃から私の母は「高熱が出ると身長が高くなる」と言います。

これは迷信でしょうか。それとも真実なのでしょうか。」

などという真面目な質問がありました。

 

それに対してお医者さんも真面目に返答しています。

「これは返答不可能な質問です。というのも発熱した数日間が身長に与える影響をはかるのは不可能だからです。学童期の子どもは一年に5-7cm、すなわち一日に約0.01cm伸びます。このようなわずかな変化を測ることはできません。

しかし、熱は他の身体的ストレスと同様に、成長ホルモンを含む様々なホルモンの分泌を促すことも付け加えておきましょう。その一方、病気は間違いなく通常の成長を妨げます。というわけで、残念ながら科学はこの疑問を解決する役には立ちません。」

 

…結局真相は分からずじまい。

でもかなり広く信じられているのは間違いなさそうです。

 

イタリア人は意外と迷信が好きです。

有名なところでは「室内で傘を開くと縁起が悪い」など。

(私は雨の日の外出から帰ってくると、平気で室内で乾かしていますが、今のところ特に大きな不幸は起きていません。)

またいつか迷信についても書きたいと思います!