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イタリアの「ふくらはぎ辺り」に住む

でこしゃんです。

 

40度を超える日も多かった

今年のイタリア。

まさに「死ぬほど」暑かった!!

ようやく少しずつ秋めいてきましたよー。

 

さて、イタリア人は〇〇が好き!(1)の続き。

イタリア人の海での過ごし方です―。

 

アパートの下の階に住むアントニオの家族。

こちらに来てからずっーと仲良くしてくれている、すごくすごく大切な友だちです。

 

寒さが和らいできた初めての春先。

早速誘ってくれました。

 

「海行かない?」

「いつ海に行く?」

「海で食事しようよ。」

え、まだ4月。寒くない?!

 

第一、水着になるのも恥ずかしいし、

この年になるとあんまり日焼けもしたくないのよねーと思いつつ、何度か誘われるままについて行って、よく分かりました。

 

海に行く=水の中に入るわけじゃないのね 

 

行きついたのは親の代から引き継がれた

小さな「海の家」。

それは決して豪華な「別荘」ではないのですが、
キッチン、シャワー、トイレ、簡易ベッド

があって、いつでも寝泊り可能です。

 

海の家に着くと、自宅から持ってきた

「あとはオーブンで焼くだけ」の料理。
タオル、食べ物、飲み物を車から降ろします。

 

そこの海は砂浜ではなく、小石がごろごろの浜辺。

そして海辺を散歩。うん、確かに潮風が気持ちいい。古いタオルを小石の上に敷いておしゃべりしたり、風にあたったり。

 

 

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ひとしきり海にご挨拶した後は、海の家に戻ってお料理をオーブンに入れます。

その間に小さな庭にプラスチックの椅子を並べ、バーベキューの火を起こし、もってきたサルシッチャ(お肉屋さん手作りの腸詰肉)を焼き、私たちが持参した鳥の唐揚げとフライドポテト、お稲荷さんも一緒に並べてもらって、ワインをあけて乾杯!

 

お隣の家族やその友達も入ってわいわいがやがや食べたり飲んだり。親の代から来ているので、お隣さんは幼馴染みたいなもの。とても仲良しです。

 

親が食べたり飲んだりしている間、子どもたちは子どもたちで楽しそうに遊んでいます。

きっと10年後、20年後、子どもたちが親になってもこうやって関係が続いていくんだろうなー。 

 

 

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食べて、飲んで、しゃべり倒して…
そして何より「日に当たる」「日焼けする」ことが大切!
日焼け止めクリームは

「やけどをせずに焼くためのクリーム」

なんですね。

男性は上半身裸、女性は腕まくりをして

日に当てます。

 

帽子? かぶりません。

長袖? 日焼けするために来たのに?!

手袋? は????何のために?

日傘?! 雨も降っていないのに気でも狂ったの?!

 

の世界。

でもサングラスはかけます。

(イタリア人の「日焼け」に対する愛情についてはまた今度書きますー!)

 

ひとしきり食べたり飲んだりした後はまた散歩。

途中でジェラートを買って食べたり、子どもたちを公園で遊ばせたり。

 

こうして朝から夜まで(この日は自宅を10時発、20時着の10時間コースでした)
「海」を満喫して週末が終わり。

 

彼らは用事のないほとんどの週末をこうやって海の家で過ごしています。

暑くなってくると、海通いはより熱心になり、
朝早くから家のシャッターを閉めて、

駐車場から車が消え(=外出中の合図)、
次の日の朝には誇らしげにバスタオルと水着がベランダで風に揺れてる、それが夏の風物詩です。

 

小さい頃は毎年海に行っていましたが、夏はできるだけ涼しいところで過ごしたい私。

今年はタイミングよく先約があったり、

来客があったりで断り続けていますが、

そろそろ限界な感じも…。

 

うん、それもこれもあと一月!!乗り切ろう!