少し前になりますが術後2年目の検診が3月にありました。
今回は事前の検査は血液検査なし、マンモとエコーのみの検査で
気持ちの中ではこれでいいのか?と思いましたが、まぁベテランの先生がおっしゃっているのだからいいかな。と思いながら診療日を迎えました。
先生は私の結果を見ながらいつものように「変わったことはないか、特に気になることはないか?」などのご質問をされ、触診しながら「とりあえずは問題ない」とのご診断をいただき、ホッといたしました。(やっぱり不安なんです、なんのかんの言っても)
その後先生からクリニックへ転院の提案がありました。
私の手術をしてもらった病院は特定機能病院といい、術後安定している人はかかりつけ医に移行してもらうというシステムになっているので、先生のお弟子さん?が開業しているクリニックに次回の診療から移動してもらいたいという内容でした。
実は待合で待っている時にそのポスターをみていたので、もしかしたら提案されるかな?という予感がありました。
更に先生は続けて、「私も3月で退職し、研究や診療の為に海外に渡るの。なのでこの病院で診療するのは最後なのよ」というお話をされました。
以前から先生は研究をしたいというようなお話をよくされており、
現在の環境だとできる事は限られているので残念だ。という事をおっしゃっていました。
なので、今回の決断はその事もあるのかな。と思いながらも
先生が現在の役職をすべて日本において、更にチャレンジを続けていくという事に際し
驚きと共に、心から先生を応援したい気持ちでいっぱいになりました。
私がこの病院に通うのも先生がいらっしゃるというのが一番大きい理由なので、
そのような事であればとご提案いただいたクリニックに転院することにしました。
お別れする時に先生と握手して、その時に私は少し涙ぐんでしまいましたが、
先生は明るく「必ずまた会いましょう、遊びにきてね」とおっしゃって下さったので
次回お目にかかった時に元気な私を見ていただきたい、とまた一つ目的ができた気持ちになりました。