乳がんになって思った事 | 武蔵野マダムのブログ

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去年の事を思い出しながら、自分の備忘録も含めてブログに書いております。
なので、本当に自己満足で書いているので、違うと思われる方もいらっしゃるとは思っていますが、ご容赦いただければ幸いです。

今回自分が罹患した事によって皆様のブログにお邪魔して、
色々な病状があり、色々な治療方法があることを知りました。

罹患された皆様も言っておられましたが本当に早期発見が大切です。
私は幸か不幸か、まわりに乳がんの人が複数おりましたので健康診断のマンモは40才くらいから1年~2年に一度は受診しており、
またセルフチェックについては、ひと月に1度、横になって手をあげてリンパの周り、乳房を触る。
日々入浴の際には石鹸で乳房の周りをチェックするなどは習慣にしておりました。

それでも、発見することはできず、教えてくれたのは出血でした。

年末の日曜日の朝、パジャマを脱いだ時に下着のTシャツに血がついていました。
乾燥肌の為、無意識にひっかいてしまってシャツに血が付くって事はありましたが、場所がちょうど乳頭のところ。「あれ?」そう思って乳頭をつまんだら鮮血が出てきました。

そして、その時に思った事
狼少年と言われてもいい、すぐに病院を探さなきゃでした。
PCを開き、自前でマンモを持っている先生を探して、リストアップしていき月曜日の朝いちばんに連絡を入れました。

幸いにも一番最初にリストアップした先生の予約がとれて、月曜日の朝 先生のところに伺いました。

心配性の私に自分の体が教えに来てくれたと今でも思っています。

皆様のブログを拝見すると、近いうちに市の検診がとか職場の検診があるから、その時にという方がいらっしゃった気がしたのですが、それは私たちが子供の頃から身につけている、人様にご迷惑をかけてはいけないという日本人としての美徳が影響しているのではと思います。
でも本当に迷惑なんてかけていいんですって。
自覚症状があれば少し高いですが、保険で検査できるんですから。
病院の予約さえとれれば、マンモで順番待ちすることなんてないんです。

そして生検に関しても必要ない。とドクターが言ったら「心配性なんです」と言い張って食い下がる。
ただ、こちらは保険適用とはいえ高いです。

でも、もしセーフだったら安心が手に入ります。
多少生活費を切り詰めて、夕飯のおかずを1品減らしたり、外食を我慢したりしても、
そのお金で安心が買えると思って一歩踏み出してください。
夜の快眠が手に入ります。

そうして早期発見できた癌でも悪者の癌はいます。裏番長みたいないやなやつ。

でも、癌は本当に国をあげて研究を進めている分野です。
すべての研究費の中でも断トツの研究費を獲得している病気です。
また、乳がんと白血病についてはここ10年 驚くほどの成果をあげている分野の研究です。
一番進んだ研究と言っている先生方が大勢いらしゃいます。

主治医の先生とご相談しながら、ぜひ治療を受けてください。
民間療法をすべて否定するわけではありませんが、
乳がんに関してはきちんと専門医のいる病院で標準治療をしていただく事が5年、10年の生存率を高める何よりの近道と思っております。

そして、残念にも一番最初に出会った先生が
説明をきちんとしてくださらなかったり、
高圧的な物言いでお尋ねをするのも難しい、そんな先生だったらセカンドを取ることもいとわないでください。

私は自分の病院の先生と合わなくて、セカンドをとってその病院で治療を受けました。

合わないというのは治療方針と高圧的ではないですが、先生とどうしても会話がかみ合わないのが不安でした。

今後とりあえずは10年位お付き合いする先生がこの人だと色んなことを相談できないかな、と思ったのが一番大きな理由でした。

結果現在のサバサバ系の先生とめぐり逢えたのは何よりの幸福ではありましたが、
手術の日程は当初よりも2か月延びました。
その間転移しちゃう、とか大きくなっちゃうとか色々考えて不安になりましたが、先生の「こんなに小さいけど、1年位前にできたものだと思うよ」の一言に、あっ大丈夫かなとおもえたのも大きかったです。

また、一番最初に診断をしてくださったクリニックの先生も、「今コロナだし、4月以降でもそんなに大きさは変わらないと思うよ」とおっしゃってくださったのも安心材料の一つでした。

現在は標準治療が終了して、ホルモン治療に移行しています。

私は、オンコDXも主治医から「病理の結果ほホルモンでとのデータだけれども、オンコDXをやってみる?データは多いほうがいいし、このこ(癌の事です)はいい子にみえるけど、実は悪い子だったってケースもないことはない」といわれ
保険適用外ではありましたが、やっていただく事にしました。

その結果でのホルモン治療なので、とりあえずはこれでよかったと思っています。

また、3か月に1度の外来は先生とのヒアリングと傷口のみのチェックで血液検査やCTなどいっさいありません。

約半年前に手術から1年がたったのでマンモとエコーと血液検査(すべて1年ぶりです)がありましたが現在のところ問題はないそうです。

そんな検診状況は「あれ?私とは違う」って思われた方もいらっしゃるかと思います。

私も皆さんのブログを読んでいたので、放射線の時にホルモン治療を併用しなかったり、
また放射線の期間も皆さんより短かったので、先生に「なぜですか?」と伺ったところ
「データに基づいて」と一蹴されました。

その後、自分のラボに戻って私の雇用主の先生に伺ったら「やり方は千差万別、1年生の先生が見ているわけではないから、その方法は間違いと思わないほうがいいよ」
「できればドクターショッピングは勧めない」と言われました。

私は自分の雇用主の先生に対しても信用しておりますし、主治医に関しても信頼しております。

このような状況でもし、再発という事があるとしたら、それは私が初めて癌に遭遇したように新たな偶然で生まれてしまったと考えるしかない。と今は思っております。

ぜひ、現在乳がんかな?こんな治療法でいいのかな?と思われていらっしゃったら、ぜひ病院の扉をたたいてください。
また治療法についてはめんどくさがられても、聞いてみてください。
現在ドクターは患者さんに対して説明責任があり、対応しなければいけないと教育されています。
そこでドクターが解決できなければそこの病院の窓口にご相談ください。
いじわるされる事なんて基本ないはずです。