わたしの可愛いママンちゃんが、

1月24日の夜明け前、

空に還って行った。





マーちゃんはわたしの誕生日を

キッチリ祝って、

0時を過ぎたら、

いよいよ本格的に、

旅立つ準備を始めたのだろう。





動き始めたマーちゃん見た瞬間、

あぁついにその瞬間が来たのだと、

すぐに理解した。





マーちゃんはにゃうにゃうと声を出し、

少しだけのたうち回るふうに

可愛い手で口元を掻く仕草をして、

抱かれたわたしの腕の中で

3回だけがふっと息を吐いて、

そのまま呼吸をやめた。





本当にあっという間だった。





溜まった胸水のせいで息苦しいには

違いなかっただろうけれど、

口を開けて呼吸しなければ

ならなかったワケで無く、

もがき苦しむようなことも無く、





とてもとても穏やかな表情で

還って行った。



















仕事を休ませて貰っていた月曜日、

職場から電話があった。





同僚がコロナ陽性になった。





申し訳ないが木曜日からは

仕事に戻って欲しい。





ハッキリ言って、落胆した。





これでマーちゃんの看取りは、

叶わないかもしれない。





その同僚からも、LINEが来た。





ネコさんと一緒に居れてますか?

ごめんなさい、て。





万が一看取ることができなくても、

わたしとマーちゃんの絆はサイキョーなので

大丈夫だよ。





そう返事をしたら、

本当にそんな気がして、

ね、大丈夫だよねマーちゃん、

もしかして最期の瞬間に

間に合わなくても、

わたしとマーちゃんは

大丈夫だよねって、

すごく強いキモチになれた。





だから大丈夫なのに

粋なマーちゃんは、

休み最終の水曜日、

キレイに空へ還って行った。
























マーちゃんと過ごした最後の時間は

とてもとても穏やかで、

とてもとても、

シアワセな時間だった。












8年前に初めて出逢った時のこと、





助けてあげられなかった、

その時一緒にいた

マーちゃんの可愛いあかちゃんのこと、













1年後、

マーちゃんに再会できて嬉しかったこと、





でもそのマーちゃんの頭が

斜め上を向いてしまうこと、

足が変なふうに曲がって

ぴょこぴょこ歩いてたこと、









キヨシ、ツトム、ユキちゃん、

マーマーは頑張って生きましたよ!




マーちゃんの最後の

宝もののこと、





マーちゃんを保護するのに

更に5ヶ月も待たせてしまったこと、





たくさんのことを思い出しては、

涙が出てきたり。





マーちゃんと過ごした年月は宝ものだとか、

マーちゃんはたくさんのことを

教えてくれたとか、





そういうコトバとは違う、

なんていうかマーちゃんとわたしは、

繋がっていた、

絶対に。





ね、マーちゃん、

そうだよね?








一緒に外を眺めた、

少し気分の良さそうだった月曜日の朝。








病院でもたくさん泣いた。





胸水の原因が解らず

積極的な治療ができないことで、





こんなの死ぬのを待ってるだけだ

と言っては泣き、





不安をどこにぶつけて良いか解らず、

マーちゃんは本当に死んでしまうのか

と言っては泣いた。





馴れてはおられると思うけれど、

先生には本当に迷惑をかけた。





いっぱいいろんなこと言ってごめんね、

先生。





それでも先生は、





この子にとってやってあげられることを、

全てやってあげたと思って貰っていい





と言ってくれた。





胸水を治してあげられなかったことが

悔しくはあるけれど、





後悔はしていない。





マーちゃんに対して、

後ろめたいことも、無い。




















マーちゃんと過ごした6年間、

どれだけコトバを費やしただろう。





『大スキ』と伝えなかった日は

いち日だって無いはずだ。





マーちゃんは天使になったけれど、

わたしは目に見えないものを

あんまり信じてはいないけれど、





なんでかマーちゃんとの絆は

めちゃくちゃ信じられてしまう。





マーちゃんはわたしに

めちゃくちゃ愛されたことを憶えているし、





それをジマンに思ってくれているし、





マーちゃんだって

わたしのことがきっと大スキで、





今世では叶わなくても、





いつかきっと、





絶対、





また逢えるのだと思う。





絶対、





また逢えるのだと、





信じている。













わたしの可愛いママンちゃん

享年8歳以上

2024年1月24日 星になる





マーちゃん、





大スキ。





マーちゃん、





ありがとう。





ただただ溢れてくるのは、





このコトバばかり。





マーちゃん、





こんなにも、愛してる。















































6年間

マーちゃんを見守ってくれたお友だち、

本とにどうもありがとうね。


この6年、マーちゃんの魅力には

滅多撃ちにされました。笑

誰がなんと言おうと、

マーちゃんは世界イチ、

カワイイです。

皆ちゃんもご自分の愛するネコにそう思うよね



自分で言うのもアレですが、

たくさんの人が、

これほど愛せるネコに

出逢えるといいなと思います。


これほど愛されるネコが、

ひとりでも増える世界になったらいいなと

思います。



マーちゃんの物語り・完