いつも読んでくれる皆ちゃん、ありがとうね。
わたしの可愛いマーちゃんの記録として残したいため、
ツラツラと長いです。
途中飽きたら読むのやめてね。












わたしの可愛いマーちゃんが、
着々と空に還る準備を進めている。





















月曜日に仕事を休んで、
胸水を抜いて貰いに行ったことは、
書いた。




その際、
ニ次診療の予約をお願いしていた。




大学病院に行こうと
CTを撮ろうと、
マーちゃんがすっかり良くなる
何かが見つかるとは、
ハッキリ言って思えなかった。




『先生、わたしたぶん、
自分が納得したいだけなんです』




先生はわたしのそんなコトバを
庇うようななにかを、
言ってくれていたような気がする。




泣くのを堪えるのに必死で、
覚えていないけれど。




そして水曜日の受診の際、
来週の水曜日に予約が取れたと言われた。




月曜日にかなり頑張って
抜いて貰った胸水が、
その時点で既に、認められた。




ニ次診療予約日の次の水曜日まで、
マーちゃんの体力は
保たないかもしれないなと、
頭の中ではもう解っていた気がする。




その日は少しの点滴をして貰って、
次は金曜日に胸水を抜くことになると思う、
ということで帰った。




その日からマーちゃんはもう、
タワーに登らなくなった。




キューブ型のベッドに籠り、
翌朝にはちゅ〜るのひとぺろも
してくれなくなった。




籠もらせてあげたいのはやまやまだけれど、
マーちゃんがどんな状況なのか
把握できないのはとっても困る。




ムリやりちゅ〜るを口元に近づけて、
嫌がって出てきたところで
キューブ型ベッドは片付けた。















マーちゃんは一切なにも受け付けず、
お腹や胸を大きく上下させて、
苦しそうに横たわっていた。




低体温で身体は冷たくなっているのに、
冷たい所へ行こう行こうとする。




あぁいよいよなのだと、
絶対にイヤだったけれど、
悟った。




ひと晩中泣いた。




時々うつらうつらしてしまって、
ハッ!と飛び起きて
マーちゃんの呼吸を確認した。




マーちゃんが朝まで頑張ってくれたら、
最後に胸水を抜いて貰おうと決めた。




もしかしたら病院でマーちゃんの呼吸が、
止まってしまうこともあるかもしれない。




それでも。




わたしがいち番恐れていたのは、
マーちゃんが苦しんで旅立つこと。




ひとりぽっちで旅立たせることより、
イヤだった。




だから胸水を抜いて貰って、
少しだけでもラクな呼吸に
してあげたかった。




















マーちゃんは朝まで頑張ってくれた。




わたしはもう体調不良とか、
くだらない嘘をつくのはやめた。




『ウチのネコを病院に連れて行きたいので』
と言って仕事を遅刻、
朝イチでマーちゃんを病院に預けた。




『待っとるよ』




て何度も何度も、伝えた。





















90分の遅刻で出勤し、
今後1週間の休みを上司にお願いした。




どうしても看取りたい子がいるのだと。




残り僅かであろう時間を、
その子と共に過ごしたいのだと。




恩返しがしたいのだと。










翌土曜日(昨日)はどうしても
休めなかったけれど、
今日からの休みを認められた。




昨日はハラハラしながらの
仕事となったけれど、
夜勤明けの姪っ子が
代わりにずっと、
見ていてくれた。
帰ったら丸めたティッシュの山がふたつあった!笑
いっぱい泣いたんやね








姪っ子の腕に手を載せる可愛いマーマー








そしてその日(胸水抜去の日)は
仕事後会議があった。




『書記をお願いできますか?』
と言われたけれど、
マーちゃんを迎えに行くのでと、
会議自体を欠席した。















マーちゃんは無事に
家に帰って来ることができた。




もちろん、
ニ次診療の予約はキャンセルして貰った。




原因不明とか
とてもとても悔しかったけれど、
絶対に何とかしたい!
とか思ってきたけれど、




もういいよね、て、
頑張ったマーちゃんを見て、思った。




頑張るとか努力とか、
そういうのキライなマーちゃんが。




こんなに頑張らせちゃってね。




もう、いいよねマーちゃん。
















いつも胸水を抜いた日は
(それなりに)とても元気に
なってくれたけれど、
今回マーちゃんは復活しなかった。




覚悟したくらいの状態だから
アタリマエなんだけど。




でもその日の夜は、
ゴロゴロを聴くことができた。




きっと最後のゴロゴロ。




涙が出た。

















夕べはマーちゃんを真ん中に、
姪っ子と川の字で寝た。




みんなが眠れてないけれど。




シアワセな時間だったよね。




今マーちゃんは、
横になって目を開けている。




何を見てるかな?




金曜日に抜いて貰った、
牛乳瓶1本分の、胸水。




溜まってくるのも時間の問題だろう。




既に胸の上下が大きい。



















わたしの可愛いマーちゃんの最期が、




どうか最期が苦しくないようにと、




願うのは、




そればかりだ。