昨年暮れから
外の子たちに問題が
発生している。




でも今はマーヤのことで
頭がいっぱいだ、
ごめん。


















インスタにママンの胸水のことを書いた日、
FIPの可能性を指摘してくれた方がいた。




わたしの中でFIPは、
3歳までくらいの若い子、
腹水、神経症状、
というイメージだった。




マーマーは少なくとも8歳には
なっている。




ハッキリ言ってFIPのことは、
チラリとも頭を掠めなかった。




すぐに先生に相談し、
PCR検査に出してもらった。




正直に言うと、
もしもマーちゃんがFIPだった場合、
大金を出して治療をするかどうか、
迷った。




子猫ならすぐに、
治療を決断したと思う。




でもマーヤはおばあちゃん。




100万(かかると思っていた)近くの
大金を使って、
一体何年の寿命を延ばすというのだ。




うちには今年12歳を筆頭に、
10歳がふたり、
8歳が…と続いている。




しかも先生が扱っていたのは
高い方、MUTIAN。
でもめちゃくちゃ効くよ、とは先生談。




頭を抱えたのは、事実。




だけどマーヤの心臓を
エコーで見た時、
そんな迷いは一瞬でぶっ飛んだ。




マーマーの心臓、
一生懸命、
動いてた。




生きてるよ!
て言ってた。




有り難いことに、
もしFIPと確定したら、
モ、モル…?モヌ…?
一生覚わらんと思う。笑
安い方の薬を入れることを、
先生が請け合ってくれた。




そろそろ使ってみたかったから、て。




初めから安い方の薬を扱ってる
先生のところへ行けば早いのだけど、
できれば今の先生に診て欲しかった。




結果が出るまではMUTIANを
先行投与することになった。




先生の診てきた子たちは、
2〜3日で何らかの反応があったという。




マーヤは3日経っても
変わらなかった。




安い方の薬を入れて貰えるとは言え、
金額を訊かなかったし
やっぱり金銭面の不安は拭えない。




不安だけど、
でも、
FIPであれば薬がある、
治療ができる。




もう胸水に怯えなくて済む。




この時わたしは
FIPであれ!
と祈っていた。




今現在FIPと戦っている子には
本当に申し訳ないと思うし、
不謹慎だとは思うけど。




けど、
マーちゃんを苦しめる原因不明の胸水が、
怖くて怖くて仕方がないのだ。












そして4日目。



夜勤だったから
投薬を姪っ子に託した。




そして夜中に送られてきた動画。













奇跡が起きた!

と思った。





トイレ以外ほとんどの時間を

ベッドで過ごしていたマーマーが!





MUTIANが効いてきた!

て思った。





もうFIPに違いない!

て思った。

インスタにはステロイドがどうとか書いたけれど、

心の中ではFIPだMUTIANだ!

て小躍りしてた。笑























そして夜勤明け、

帰ると再びしんどそうなマーヤがいた。





ちゅ〜るも舐めてくれなかった。
















ほんの数歩、廊下をお散歩マーマー







病院へ行くと、

PCRの結果が出ていた。





『FIPじゃない』。





?????

なんて?????





本と、マンガやドラマみたいに

訊き返してしまった。





『エフ、アイ、ピー?じゃ、ない?』

て。





『じゃ、ないですね』。





FIPであれと祈ったことがあるのは

きっとあの日、

世界でわたしひとりだったと思う。





そしてFIPじゃなかったことに

これほど落胆したのは、

この日世界でわたしひとりだったと思う。





先生も

『喜ぶべきところだけどね…

FIPなら治療で治ったからなぁ…』

て何とも言えない顔をしていた。





だったら何が

マーヤを苦しめているというのだ。





少し見えた希望が絶たれ、

その日から再び

胸水に怯えるだけの日々が始まった。













キャットタワーでひなたぼっこする可愛いマーマー




大切なマーマーに

何もしてあげられない。





恐らくマーヤに残された時間は、

多くはない。





信じたくはないけれど。





ふざけんなッ!!

て叫びたいくらいだけど。





なんでマーちゃんが

こんな目に遭わなあかんの?





しかも原因不明ってなに?!





そんなの納得できへんわ。





わたしは泣くしかできへんの?























今朝はどうにも

仕事に行く気にならなかった。





マーヤがちゅ〜るを

ひとぺろもできなかったから。





マーヤがいなくなっちゃうって

怖くて怖くて、

仕事に行けなかった。





今わたしの可愛いマーヤは、

ほんの数日で溜まってしまった

胸水を抜くために、

病院にいる。





もうすぐお迎えに行くからね。



















ひなたぼっこしてる可愛いマーマー









わたしはこのまま

なすすべもなく、





愛しい愛しいマーマーを

失ってしまうのかな。





もう守ってあげることは、





叶わないのかな。