夜勤明けの昨日、
夜目覚めると
2件のLINEが入っていた。




2件とももめんちゃんの保護主である、
知り合いからだった。




もめんちゃんが知り合いのご友人のお家へ
トライアルに行って、
ひと月になる。




そろそろ去勢手術のこともあるし、
連絡を入れるように言っておいた、
その返事だった。




1件目、
もめんちゃんが正式譲渡になったことが
書かれていた。




そのLINEは
『聞いて良かった~♡』
と結ばれていた。




そしてその、2時間後。




もめんちゃんの譲渡が無くなり、
翌日帰ってくることが書かれていた。


















なんで?




なんでそうなる?













聞けばご友人は譲渡の方向でおられたけれど、
先住さんの元気が失くなってしまったことと、
お母様が、
『シンドイ』と。




先住さんの元気が失くなってしまったことは、
何も2時間の間のことでは無いでしょう。




お母様の『シンドイ』に関しては、
初めから家族会議がなされていなかったのか、




それともそう結論を出すのに、
ひと月を要したということなのか。




どちらにしろ同じ日のたったの2時間で、
譲渡と言ったり、
取り止めになったり。




2件目のLINEは
『もめんも人も頑張ったと思う』
と結ばれていた。




もめんちゃんは本当に、
頑張ってくれたと思う。




知らないお家でね。




最初は心細くて
ゴハンも食べられなくてね。
















先住さんとの相性を見るために、
トライアル期間を延ばす。




それ自体は多々、
あることなんだろう。




ただ、家族が乗り気じゃない。




こんなこと確認すんの、
初歩中の初歩かと思うんだけど。




そしてこのひと月、
わたしがせっついた数回しか
やり取りを交わさなかった知り合いに、




ちょっと
やり場の無い苛立ちを感じてしまう。




友人だから余計に、
気を遣うこともあるかもしれない。




けれど今、
あなたが託していたのは、
もめんちゃんという、
大切な命なんだよ。




心配してオロオロして、
みっともなくたって、良かった。




そういう理由であるならばもう少し、
早く決断して貰うことが
できてたら良かった。




先住さんのためにも、
もめんちゃんのためにも。


























もう今頃は、
娘ちゃんも本人もメロメロだという
黒ネコちゃんのいる家に、




もめんちゃんは帰って来ただろうか。




もめんちゃん、




護ってあげられなくて、




ごめん。