秘密基地。


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今現在の蛍の住家はただの、寝ぐらです。


掛けきれない服たちの、たまり場。


何とかならんかね。












ばぁちゃんが、入院した。


蛍ん家のすぐ傍に蛍母の姉一家と、暮らしてる。


ばぁちゃんと言えばパワフルで、有名だった。


昭和2年生まれ、数年前までミッションカーをぶーぶー乗り回してた。


ミエコ(蛍母の姉→蛍の叔母)は今で言う、元ヤン。


当時は何と表現していたかは、知らない。


そのミエコが


『私は娘どもを風呂に入れたコトが無い』


と豪語するくらい従姉妹も蛍姉妹もばぁちゃんには、世話になった。












ばぁちゃんはお見合いしてこの地に、やって来た。


頑固ジジィで名を響かせた旦那、


更に輪をかけた頑固ジジィの義父、


何とまぁ6人兄妹の長男だった旦那の弟妹たちにコキ使われ、生きてきた。


義弟妹たちには弁当をひっくり返される等、酷い扱いを受けてきた。












蛍の印象ではばぁちゃんの人生は、誰かの看病に明け暮れていた気が、する。


うちのお父も世話に、なったし。


特に頑固で痴呆も出たじぃちゃんの看病は人並みならぬ苦労が、あっただろう。


そのじぃちゃんが死んだ時閉められる棺に手を差し延べて、


『来世でまた逢いましょう』


と言った場面が鮮明に蛍の記憶に、刻まれている。












お節介で危なかっしい、ばぁちゃん。


だけどもみんな、ばぁちゃんがスキだ。


早く良くなって、


いつものパワフルばぁちゃんに、戻って欲しい。


みんな、待ってる。