吊り革、触りません。
![吊革を掴んでいないもう一方の手はどうしてる?](https://stat.ameba.jp/common_style/img/home_common/home/ameba/allskin/ico_kuchikomi2.gif)
つかまらない人、多いんでない?
なんかアレじゃん、
手汗手脂が………。
グッと踏ん張ってマス、
足の親指にググッと力入れて。
その際ぐらぐら揺れてしまうのはご想像が、つきましょう。
昨日書きたかったもうひとつの、事。
ノラ猫キヨシの、事。
昨日が避妊手術の、日だった。
ノラという事で埋没縫合の、予定だった。
傷口も小さくて、済む。
病院から、電話。
どうしても卵巣子宮が見つからないのでもう少し開けて良いか、と。
キヨシには申し訳ないが、そうしてもらう事に。
再び、電話。
やっぱり見つからないと、いう。
蛍自身も動物病院で働いていたので解るのだけど、
避妊済みならばまず毛刈りをした時点で、腹部に薄い線が残っている、もの。
その跡も無く、更にキヨシはお乳を飲ませていたようなおっぱいを、していた。
夕方キヨシの様子を見に行って、みんなで首を、傾げていた。
左目も白く濁っていて、見えていない。
もしかしたら生まれもっての奇形で、卵巣子宮が他の臓器に癒着してしまっているのかも、しれないそうで。
猫舎でムゴンで壁の方を向いてしまっていたキヨシを見て、
モーレツに胸が、痛んだ。
声をかけるとやっと、鳴いた。
ノラを殖やしたくないというのは人間側の、主張。
ノラにはノラの社会が、ある。
しかしどうしても車に撥ねられたりするのが、忍びない。
キヨシに悪い事をしてしまった気がして、ひどく落ち込んだ。
猫舎で暫く、考え込んでた。
帰りがけ、受付に貼ってあるポスターに目が、止まった。
少し、救われた。
そのポスターにはこう、書かれていた。
『ふやさないのも、愛』