大阪市立近代美術館・・・Artrip museum・・・ | 梅園周オフィシャルブログ「僕に語らせてください!」Powered by Ameba

大阪市立近代美術館・・・Artrip museum・・・

大阪維新の会

大阪市会議員

阿倍野区選出の【梅園 周(うめぞの まこと)】です。


 






『大阪市立近代美術館整備事業』・・・



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大阪市が、昭和58年、


市制100周年事業として構想を発表したのが始まり。




当初は地下1階、地上8階建ての大規模施設を計画していたが、


平成16年に当時の関淳一市長が財政難などを理由に凍結。


しかし、19年の市長選で初当選した平松邦夫市長は、


一転して構想の再開を表明した経緯があります。



また、


外部評価を担当した、


行政評価委員会の大規模事業評価部会

(部会長、松澤俊雄・市立大大学院教授)では、


『近代美術館の予定地南側に国立国際美術館があるほか、


天王寺公園(天王寺区)にも市立美術館があることを指摘。


さらに、昨年12月に閉館した「サントリーミュージアム」(港区)も、


市に寄贈されているとし、


大型の公共美術館が3館もあるなかで、


新たなハコモノをつくることの是非が議論になった。


そして、「ほかの3館で近代美術館の機能や役割を代替することは


スペースの問題などもあって難しい」などとし、


建設費を10%追加削減することなどを前提に、


事業実施にお墨付きを出した。』との事。




しかし・・・




委員会がこの事業にお墨付きを与えたという論調は、


少し疑問を感じます。




なぜなら・・・




意見書の冒頭で、


『事業の是非そのものについての判断は避ける』と、


はっきり書いてあるからです。




また、


大阪市は美術館開館に向けて、大量の絵画購入をしました。


これまでにモディリアニの「髪をほどいた横たわる裸婦」など、


約1000点を153億円で購入。


大阪市出身の洋画家、佐伯祐三の「郵便配達夫」などの寄贈も受けて、


計4400点を所蔵しているが、大半は倉庫で眠ったままの現状。



更に、


美術館の用地に充てることを条件に国から約160億円で購入した、


大阪大医学部の跡地を他の目的に転用すると、


約48億円の違約金が発生する問題があります。


「来年3月末時点で近代美術館が開館していること」という条件もあり、


大阪市は違約金支払いの危機に直面。


現状、大阪市は構想が着実に進んでいると国に訴え、


違約金を支払わずにすむよう、説得していく方向。



先延ばしが出来ない現状・・・


保管費・違約金等のコストの問題・・・


政治判断が必要な問題です。



今、プロジェクトチームの一員として、


事業計画の是非・詳細を、


様々な視点から、議論しています。




昨年11月に、建設費を280億円から122億円と抑えたと言えども、


122億円もの多額の税金を投入する事業。



しっかりとした議論が必要であり、


大阪市民の為になる事業でなくてはなりません。



今後もしっかりと研究・議論を進めたいと思います。





下記は、


近代美術館建設準備室の主要な所蔵品を鑑賞できるホームページ


Artrip museum(アートリップ ミュージアム)」です。


http://www.city.osaka.lg.jp/contents/wdu120/artrip/



是非ご覧下さい。




更に、


平成23104日(火)から平成231211日(日)に、


「中之島コレクションズ」を国立国際美術館で開催する予定です。



こちらも是非、ご来場下さい。