ウィーン美術史美術館からやって来たフランドルの風景画たち!
大学の史学科で西洋美術を専攻していたときからフランドル画家は大好き!
今回来てはいないけど、ヤン・ファンエイク、ハンス・メムリンク、ピーテル・ブリューゲル、ヒエロニムス・ボス…
どうして好きなんだろう。
って考えたら、たぶん、フランドル画家の、背景まで細密にびっちり描き込むところに誠実さを感じるからかもしれない!
絵を前にしたときの、画家の細部への執念が伝わってくるようでゾクゾクする。
今回グッときたのは、この展覧会のフライヤーにもなっている、
ヨアヒム・パティニールの「聖カタリナの車輪の奇跡」
近いものは褐色、真ん中は緑、遠くは青色で描く
色彩遠近法をつかったパティニール!
「パティニール・ブルー」と呼ばれたこの遠景の青が、
実際に絵の前に立って見ていると、すうっと気持ちが澄んでいくような、
素晴らしいブルーでした。
わたしが生まれ育った群馬県というのは東西北の三方を山に囲まれていて、
道に迷っても、山を見ればだいたいの方角がわかるといわれる場所でした。
あー、あっちに赤城山が見えるから北だな、みたいな。
「どうして山は、近くにいくと緑とか茶色なのに、遠くから見ると青いんだろう」
って子どものころ、山を見ながらずーっと考えてたこと、この展示を見るまで忘れてた!
山の絵を描くときに、迷うんだよね。クレヨンの緑を使うか、青にするか。大学の史学科で西洋美術を専攻していたときからフランドル画家は大好き!
今回来てはいないけど、ヤン・ファンエイク、ハンス・メムリンク、ピーテル・ブリューゲル、ヒエロニムス・ボス…
どうして好きなんだろう。
って考えたら、たぶん、フランドル画家の、背景まで細密にびっちり描き込むところに誠実さを感じるからかもしれない!
絵を前にしたときの、画家の細部への執念が伝わってくるようでゾクゾクする。
今回グッときたのは、この展覧会のフライヤーにもなっている、
ヨアヒム・パティニールの「聖カタリナの車輪の奇跡」
近いものは褐色、真ん中は緑、遠くは青色で描く
色彩遠近法をつかったパティニール!
「パティニール・ブルー」と呼ばれたこの遠景の青が、
実際に絵の前に立って見ていると、すうっと気持ちが澄んでいくような、
素晴らしいブルーでした。
わたしが生まれ育った群馬県というのは東西北の三方を山に囲まれていて、
道に迷っても、山を見ればだいたいの方角がわかるといわれる場所でした。
あー、あっちに赤城山が見えるから北だな、みたいな。
「どうして山は、近くにいくと緑とか茶色なのに、遠くから見ると青いんだろう」
って子どものころ、山を見ながらずーっと考えてたこと、この展示を見るまで忘れてた!
フランドルの絵を見て、群馬を思い出すとはおもいませんでした…
平日の空いてる時間の美術館ってさいこう。
どんなに素晴らしい、価値ある名画も、
わたしがその作品をみているときは、わたしだけのもの!
何百年前もから貴族や王様や学者や庶民、
世界中の人と向き合ってきた絵の、いまの一瞬をわたしがいただきます!
って気持ちで独占できるから、平日美術館ラブです。
今回展覧会にやってきた、ヒエロニムス・ボスの模倣者による「楽園図」(手前のパネルの絵ね)
この画家が、影響された元ネタの画家ヒエロニムス・ボスの絵に出てくる
怪物のオブジェがいた…大きい…
フランドル画家のなかでもとりわけボスが好きなのです。
奇怪でミステリアスで不気味で、地獄を描いてもどこかユーモラス!
そして例に漏れず、細密描写がすごい。
もう大好き。なんたって…
わたしのお財布、ヒエロニムス・ボスの「快楽の園」プリント
ですからね~どんだけ~
アンダーカバーの2015年春夏が快楽の園シリーズで、
確か美容室でパラパラみてたviviの誌面で見つけて超興奮したんだ。
えー!ボス!?わたしの大好きな「快楽の園」がプリントになってる!!!笑
そして8年使ったアナスイの革財布からあっさり乗り換えた。
いつかこの絵があるプラド美術館に行きたいです。マドリード。
そんなボスにまつわる小話でした。笑
風景画展は、12月7日まで。
期間中にまた見にいきたいなぁ
それと、この展覧会のイメージソングとして
Bunkamuraのホームページにくるりの「ブレーメン」が紹介されてた
ウィーンでレコーディングされた2007年のアルバム「ワルツを踊れ」の2曲目。
ブレーメン 前の方を見よ
で始まる名曲です。