とある事件をリアル報告します その2
警視庁内の特別組織とだけ聞くと、とてもおおげさで小説なんかの作り話みたいに思えるが、これが実は存在する。・・・ということを今回はじめて知ってしまった。
びっくりした。
極秘ですって。
組織コードってのがあって、「SQS(スキュース)」と呼ばれているってとこまでは調べがついたところだ。しかし、それがどんな目的で、どんな活動をしているのかなどは、今現在調査中だ。
さて、ここではっきりと言えることが、ひとつある。
それは、今回の痛ましい殺人事件について、その容疑者は「SQS(スキュース)」のメンバーであり、また、その事件自体、とても大きな力の元で、闇雲にされようとしている事実が存在するってことだ。
世間がどう考えるかは知らねぇが、先生のポリシーはこうだ。
「ひとつの事件とは、少数の加害者と大多数の被害者で構成されているものだ」
俺は、この一言で先生の虜になっちまった。
今回の事件も、どんなでかい権力が操作しようとしているのか知らねぇが、俺は真正面からぶつかる予定だ。
この事件で悲しい想いをしている人々がいる限り。
世の中、負けていいことと悪いことがあるっちゅうこっちゃ。
そんな俺に、願ってもないチャンスが訪れた。
実は、先日この容疑者との接見に成功してしまったのだ。