バッシング上等!「時代は確実に政権交代に向かっている」…泉房穂氏「反発は“想定内”で痛くも痒くもない」

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バッシング上等!「時代は確実に政権交代に向かっている」…泉房穂氏「反発は“想定内”で痛くも痒くもない」

 第4章「私が政治家になった理由」では、亡くなった石井紘基元衆院議員との出会いなど、泉氏の原点が綴られている。  「ネタバレになるから詳しくは言わんけど、弁護士になろうと思ったのも石井さんの言葉がきっかけ。もともと大学では教育学部に入り、哲学が好きだった。法律なんか嘘ばっかりで、『なんで学ばなあかんねん』と思っていたほど。石井さんの秘書を務めていた時、『政治家になるなら、まずは弁護士になりなさい。明石に帰って困っている人のためになりなさい』とすすめられた。今はほんまに石井さんに感謝しています。  弁護士の仕事は『人助け』。私は弱者の味方としてさまざまな敵と戦った。例えばサラ金。返済の追い込みをかけてくる業者には事務所全員で電話をかけまくり、向こうには『やめてください、仕事になりません』と言われたけど、『お前らのやってることと同じや』と言うてやったわ。過払い金請求なんかは、5千円の報酬でもやったからね。普通、弁護士は100万円くらいの案件から着手するけど、私は弱者から金を取らない主義で、自腹も切った。そこまでする私に、まわりの弁護士は唖然としてたわ。  高齢者や子供の案件にも力を入れた。認知症で判断力が低下したおばあちゃんや、親に捨てられた子の後見人になった。ある時、親がいない中高生の兄妹の父親代わりになって、事務所の裏にアパートを借りて住まわせたこともある。政治家も『世のため人のために尽くす』のが仕事やけど、それを実践していると胸を張って言える人はどれだけいるんやろね」  泉氏の政権交代の構想によると、現在は「大同団結」を呼び掛ける段階。地方から国政に物を申してきた御意見番は、真の目的である「救民内閣」の実現を確信している。