先日、あるパパさんがお話してくれました。

 

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ぼくはいつも、子どもに

「生まれてきてくれてありがとう。あなたのおかげで幸せだよ。」

とか

「そのままでいいんだよ。」

って伝えてる。

でも、伝わってる感じがしなかった。

 

だけど、ある方が、

子どもに

「そのままでいいんだよ。」

って、たった1回伝えただけで、

子どもはその言葉を受け取って、すごく変わった。

 

正直悔しかった。

親なのに負けたなって。

「親子じゃ慣れちゃって伝わらないのかな。」

って思った。

 

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・・・こういう思いになったこと、ありますか?

(私は、教員の時に・・・似た感覚あった!)

 

私は、その話を聞いて、

「親のあなたが伝え続けていたからこそ、お子さんはその方からの言葉を受け取ることが出来たんですよ。」ってお伝えしました。

 

 

10歳くらいまでは親の言うことが絶対って思ってるんだけど、それ以降になると世界は広いことがわかってくる。

親が言っていること(家のルール)が全てではないことを感じてくる。

だから、親が言うことも「本当に本当かな?」って思うようになる。

そして、親とは違う「自分の人生」を歩みたいという気持が湧いてくる。

 

だけど、まだ自分では不安、大丈夫かな?・・・でも自分の人生を歩みたい・・・っていろんな気持が入り交じって不安定な時でもある。

 

外の世界の方が言ってくれた「そのままでいいんだよ。」が、今まで親が言ってくれてたことの答え合わせになって、今まで親から言ってもらっていた「そのままでいいんだよ」が全部自分の中に入ってきて、自分を信じて自分が確立した感じ。・・・だったんじゃないかな。

 

 

伝わらないな~と思いながらも、伝え続けてきたからこそです。

 

「自分は自分のままでいい」

と自分で感じたときの安心感は、次のステップを進むための強くしなやかな心の土台となります。

 

「あなたはあなたのままがいい」

 

おうちの方からお子さんに

大人の私たちから次の世代に渡したい

大切な言葉だと改めて感じた時間でした。

 

そして、私たち大人もまた、子どもだったんです。

声を大にして、自分に言おう!

 

「わたしはわたしのままがいい」