もう花が終わりかけた冬の薔薇園で
寄り添うように咲く二輪の白い薔薇
あるひとつの想いが浮かんできた
わたしもいつかまた誰かと暮らすだろうな
それは、そうなりたいという願望とは違う
きっとそうなるだろうなという確信に近い想い
日頃のわたしは
ひとりが楽でいいよと心底思ってる
そんなわたしが一緒に暮らしたいと思える人
一体どんな人なんだろう
もう出会っているのかまだ出会っていないのか
本当のところ、それはわからない
枯れ始めたこの白い薔薇たちのように
最後の季節を信頼できる人と寄り添って生きる
そういうのも悪くはないのかなと思い始めた
少し大人になったのかな