遺伝子と摸倣子とわたしたちのからだコピーは所詮コピーに過ぎない。たった一種のウィルスによって全滅する可能性は否定できないし、なによりコピーでは個性や多様性が生じないのだ。より存在するために複雑多様化しつつ、時にはそれを捨てる。細胞が代謝を繰り返して生まれ変わりつつ老化し、そして死ぬ時に大量の経験情報を消し去って遺伝子と模倣子だけを残すのも破局に対する防御機能だby2501