女性らしさ | 気ままおやじの独り言

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日々、気ままに暮らしていますが ちょっと気付いた事や感じた事などを書いています。拙い文章ですが読んでいただけたら嬉しいです。

私達の職場は 毎年2月から5月初旬にかけてが一年で一番

 

繁忙期である。

 

その間 ボラバイトの人達の入れ替わりも激しい。

 

長い人で3か月 短期間の人は5日~一週間程度。

 

彼らは単独行動が殆どであるが

 

大学生は春休み期間を利用して数人で来る。

 

 

 

その中で Jちゃんと言う女の子は毎年来てくれる。

 

大体2か月~3か月居てくれるが 今年は少し早目に帰るそうだ。

 

Jちゃんは人懐っこくてアイドル的存在でもある。

 

この春大学を卒業したばかりで 24歳だと聞いた。

 

今迄もずっとボラバイトを続けてきたそうで 

 

北海道から九州まで 全国津々浦々飛び回ってるらしい。

 

目がくるっとしてて可愛い。

 

だけど私の印象としては 最初ちょっと怖い感じだった。

 

第一印象で感じたからだろうけど ちょっと話かけ辛い

 

雰囲気だった。

 

一年目は ほぼ会話する事はなかったが昨年

 

私から思い切って話し掛けた。

 

すると素直で 良い子だなと思った。

 

今年3回目来た時 彼女から「不動さん また来ました

 

どうぞよろしくお願いします」と言ってくれた。

 

今ではお互い打ち解けた感じで冗談も言えるようになった。

 

彼女は若いのに実に堂々としているのである。

 

威圧感と言うか 落ち着きがあって姉御肌感があるのだ。

 

所作はゆっくりだが手際が良い。

 

賢いし英語もペラペラで 外人ボラバイトさんとも普通に会話してる。

 

大型トラクターに乗れる免許も持ってるらしい。凄いね。

 

まさに男である。

 

こんな良い子なのに見た目で損してるなと私は思った。

 

先日だったが バーベキューパーティーの時

 

私は飲んだ勢いもあって彼女に言い放ってしまった。

 

「Jちゃんは若いのにしっかりしてるね、落ち着いてるし

 

そこはいいと思うが もうちょっと甘える事も大事だと思う」

 

彼女は私の話を黙って聞いて頷いたりしてる。

 

そして「私 他人に甘えるのが下手なんですよ」と言った。

 

私は「もうちょっと笑顔を見せて いつもニコニコしてた方がいい、

 

折角 可愛いのに」と言った。

 

翌日 私は彼女に謝った。

 

「昨日はご免んね、俺 Jちゃんに何か変な事言ってなかった?」

 

するとJちゃんは 「いいえ 何か若いのにしっかりしてるな、、、とか

 

言ってましたよ」と笑う。

 

彼女が怒ってなさそうで安心したけど 酒の飲み過ぎはいかんね。

 

それからというもの 彼女は事あるごとに

 

「不動さんが もっと甘えろと言ったので今度から甘えます」と言う。

 

そうそう他人に甘えていいと思う。

 

そうやって 少しづつ女性らしさを身につけて欲しいと思う。

 

自分をさらけ出して弱さも見せた方がいいと思うよ。

 

そうした方が男の見る目も変わってくる。

 

 

 

もうすぐ彼女もここを去って行く。

 

誰の時もそうだが やっと仲良くなれたのに別れる日は実に寂しい。

 

また来年も来て欲しいと願うのである。

 

 

私はいつも思う。

 

別れ際に握手を交わして「来年もまた来たいです」と言いながら

 

来てくれる人は少数。

 

これが一期一会なんだろうなと思って人との一瞬の出会いを

 

大切にしたいと思うのである。