どうも
こんばんは
うめたろうです。
地方の診療所で看護師をしています。
今回は、
普段からよく患者さんに処方される
ブロムヘキシン
について調べてみました。
・ブロムヘキシンは、去痰薬の一種で、痰を出しやすくする薬です。気道の粘膜の分泌を増やしたり、痰の粘りを弱めたりして、痰を柔らかくし、気道から排出させやすくする作用があります。
商品名としては「ビソルボン」などが有名ですが、一般的には「ブロムヘキシン」という名前で呼ばれています。
作用
ブロムヘキシンには、主に以下の3つの作用があります。
- 気道粘膜の分泌促進作用: 気道粘膜の分泌細胞を刺激して、粘液の分泌を促進します。これにより、痰の量を増やし、痰を柔らかくします。
- ムチン溶解作用: 痰の粘度を上げる主要な成分であるムチンを分解し、痰を柔らかくします。
- 線毛運動亢進作用: 気道粘膜にある線毛の運動を活発にし、痰を気道から運び出すのを助けます。
効能・効果
ブロムヘキシンは、以下の疾患の去痰に効果があります。
- 急性気管支炎
- 慢性気管支炎
- 肺結核
- 塵肺症
- 気管支拡張症
- 手術後の去痰
用法・用量
ブロムヘキシンは、一般的には錠剤やシロップの形で服用します。1回4mg~8mgを、1日3回服用するのが一般的です。ただし、年齢や症状によって、適切な用法・用量は異なります。
副作用
ブロムヘキシンの主な副作用は、悪心、嘔吐、下痢、腹痛などです。まれに、発疹、じんましん、呼吸困難などの副作用が現れることもあります。
注意事項
ブロムヘキシンを服用する際は、以下の点に注意する必要があります。
- 妊娠中・授乳中の女性は、服用前に医師に相談する必要があります。
- 小児に服用させる場合は、医師の指示に従う必要があります。
- 他の薬を服用している場合は、併用禁忌や相互作用がないか医師に確認する必要があります。
ブロムヘキシンは、痰が出にくいなどの症状でお困りの方に、効果的な薬です。ただし、副作用もありますので、服用する前に医師に相談し、適切な用法・用量を守ることが大切です。
ブロムヘキシンの薬価は、剤形や含量によって異なりますが、一般的には1回あたり数十円です。
例えば、
- ブロムヘキシン塩酸塩錠8mgは、1回8mgを1日3回服用する場合、1日あたり24mg、1ヵ月あたり720mgの服用量になります。この場合、ジェネリック医薬品であれば、1ヵ月あたり数百円程度で服用することができます。
- **ブロムヘキシン塩酸塩シロップ2%**は、1回5mlを1日3回服用する場合、1日あたり15ml、1ヵ月あたり450mlの服用量になります。この場合も、ジェネリック医薬品であれば、1ヵ月あたり数百円程度で服用することができます。
ただし、先発医薬品の場合は、ジェネリック医薬品よりも高額になる場合もあります。
具体的な薬価を知りたい場合は、以下の方法で調べることができます。
- 調剤薬局に問い合わせる
- インターネットで調べる
調剤薬局に問い合わせる場合は、薬の名前、剤形、含量を伝えると、薬剤師が薬価を教えてくれます。
というように
一般的な感冒症状
要するに
のど風邪にかかったときに
処方されることが多いです。
副作用について記載は当然ありますが
僕の感覚的には
副作用は比較的少ないと思います
安心して服用される患者さんが多いです
医師の指示に従って
確実に内服して下さい