どうも
こんばんは
うめたろうです
たまには
透析に関することもww
透析に関わる人なら必ず話題になる
「カリウム(K)」
患者さんも
透析スタッフも
必ず耳にする栄養素だと思います。
なぜ重要か
「カリウム」は命に直接関わるからです。
まず、
血液中のカリウム濃度(血中カリウム値)は、3.5~5.5mEq/Lが正常値です。透析患者さんは腎機能が低下しているため、尿からカリウムを排泄する能力が低下し、血中にカリウムが溜まりやすくなります。そのため、透析患者さんの血中カリウム値は、正常値よりも高くなりやすい傾向にあります。
では、基準値より低いとどうなるか
透析患者さんの血中カリウム値が3.5mEq/L未満になると、低カリウム血症と診断されます。低カリウム血症になると、以下の症状が現れることがあります。
- 脱力感、倦怠感、筋力低下
- 手足のしびれ、知覚過敏
- 心不全、不整脈
- 消化器症状(吐き気、嘔吐、下痢)
重症化すると、心不全や不整脈、呼吸困難、意識障害などに至ることもあります。
では、高いとどうなるか
透析患者さんの血中カリウム値が6.0mEq/L以上になると、高カリウム血症と診断されます。高カリウム血症になると、以下の症状が現れることがあります。
- 手足のしびれ、知覚過敏、脱力感
- 胸の痛み、息切れ
- 心室細動、心停止
- 呼吸不全
重症化すると、心停止や呼吸不全に至ることもあります。
というように
とても危険な栄養素です。
高くても
低くても
よくないです。
そうならないために
定期的な血液検査を実施します。
高い時や低い時の症状を理解し、適切な透析条件・内服方法を指導します。
また、食事療法も非常に大切です。
「カリウム」の高い食材
主に野菜やフルーツですが、
これらは避けることが重要です。
腎機能が問題ない人は
高くなった場合は尿中に排泄されますし、
低い場合は腎臓での再吸収されますので
大丈夫です。
簡単ではありますが
今回はこのくらいにしておきます。
また、追記がありましたらアップしていきますね。