味の素株式会社は、7種必須アミノ酸「Amino LP7」の、認知機能・メンタルヘルスへの効果を検討しました。同研究成果は以下の論文に掲載されています。

 

『Intake of Seven Essential Amino Acids Improves Cognitive Function and Psychological and Social Function in Middle-Aged and Older Adults: A Double-Blind, Randomized, Placebo-Controlled Trial(7つの必須アミノ酸の摂取は、中高年成人の認知機能と心理的および社会的機能を改善します:二重盲検、無作為化、プラセボ対照試験)』

Front Nutr. 2020; 7: 586166.

 

「Amino LP7」は、ロイシン、フェニルアラニン、イソロイシン、ヒスチジン、バリン、トリプトファン、リシンの7つの必須アミノ酸から成る粒状粉末製剤です。味の素株式会社は、同成分を「脳活セブンアミノ」として販売しています

脳活セブン に対する画像結果

画像出典:味の素株式会社

同研究では、55歳以上の男女被験者105名を3つのグループに分け、Amino LP7を1日3 g、1日6 g、もしくは偽薬(プラセボ)を12週間摂取しました。試験期間前後に、認知機能テストとメンタルヘルス評価を行いました。

 

Amino LP7の6 g摂取群は、プラセボと比較して、認知機能試験の「注意力」と「認知柔軟性」が有意に向上し、またメンタルヘルス評価における心理的健康スコアが有意に改善されました(p<0.05)。

 

同研究成果より、Amino LP7は認知機能の維持とメンタルヘルスの改善に有用な可能性があると述べられています。