株式会社伊藤園は、緑茶カテキンサプリメントが中高年の認知機能に与える影響について評価しました。同研究成果は以下の論文に掲載されています。


『Effect of Daily Intake of Green Tea Catechins on Cognitive Function in Middle-Aged and Older Subjects: A Randomized, Placebo-Controlled Study(中高年の認知機能に対する緑茶カテキンの毎日の摂取の影響:無作為化プラセボ対照研究)』

Molecules. 2020 Sep; 25(18): 4265.

 

緑茶に含まれる代表的なポリフェノールであるカテキンには、抗酸化作用、抗炎症作用、神経保護作用があることが報告されていますが、ヒトの認知機能に及ぼす影響は明らかになっていません。

 

同研究では、認知機能低下の自覚症状ある男女被験者52名(50歳から69歳)を2つのグループに分け、336.4 mgの緑茶カテキンサプリメントもしくは偽薬(プラセボ)を12週間、毎日摂取して、認知機能の変化を評価しました。緑茶カテキンサプリメントとしては、伊藤園が開発した緑茶由来の機能性成分「テアフラン(THEA-FLAN)」が使用されています。


緑茶カテキン群では、認知機能の一部であるワーキングメモリ(作業記憶)の有意な改善が認められ、緑茶カテキンが認知機能改善に有益な可能性があると結論付けられています。

 

伊藤園は、カテキンを含む認知機能改善サプリメント「お~いお茶 お抹茶POWDER(パウダー) 粉末スティック」を販売しています。

画像出典:伊藤園ウェブサイト