米国のCosmetic Skin and Surgery Centerは、米国WeThrivv LLCが開発した植物エキスを主成分とした発毛促進剤「REVIVV」の、男性型脱毛症(AGA)に対する有効性を検証しました。同研究成果は以下の論文で発表されています

 

J Drugs Dermatol. 2023 Jun 1;22(6):559-564. 
『Real-World, Open-Label Study of the Efficacy and Safety of a Novel Serum in Androgenetic Alopecia(男性型脱毛症における、新セラムの有効性と安全性に関するリアルワールド非盲検試験)』

 

「REVIVV」は、カラマツ、チャノキ、トチノキ種子、ビワ葉、カンゾウ根、メシマコブ、ドクダミ、ブドウ種子、リンゴ果実、ワイン、シソ葉といった様々な植物エキス、およびカフェイン、ベタイン、塩化亜鉛、ポリペプチド、ヒアルロン酸など、合計23種類の有効成分含みます。更に、男性用処方にはノコギリヤシエキス、女性用処方には大豆イソフラボン、ソルビトール、プテロカルプス・マルスピウム樹皮エキス、グルタミン酸が配合されています。茶葉類に含まれるポリフェノールの抗炎症効果、幹細胞増殖促進効果、種子に含まれるフラボノイドの酸化ストレス抑制効果、毛包活性化効果が複合的に作用するとされています。

画像出典:WeThrivv LLCウェブサイト

 

同研究では、AGAの男女被験者150名(18~75歳、平均56.4歳)を対象に、REVIVVの1日2回、8週間頭皮に塗布して発毛を評価しました。8週目の時点で、頭頂部の毛髪密度および太さに有意な向上が認められました(P<0.05)アンケートによる被験者満足度評価では、大部分が「使用を続けたい」と回答しています。