グリホサート(成分名:ラウンドアップが代表的な商品名の除草剤)について明確に言えるのは、「人が食べる場合に発がん性があるか?」という点については「ある」と断言する公的機関はなく、多くの機関は否定し、IARCも判断していない、ということです。そして、口からの摂取ではなく吸入などによりばく露しているとみられる農業者については、非ホジキンリンパ腫のリスク上昇がみられる、という調査報告はたしかにありますが、研究の質に対する判断は割れています。

 * IARC世界保健機関(WHO)の外部機関である国際がん研究機関

  2022年5月14日松永和紀 (科学ジャーナリスト)

 「除草剤`発がん性疑惑`の科学的事情と海外の状況」の記事より

 

OECDのような国際機関でも似た評価であり一農家としては除草剤をさほど危険視してはおりませんが経口摂取の危険は認識しており昔の農薬中毒の話を聞くにつけて化学物質の吸入防止のための防毒マスクを20年以上前からいち早く装着するようになりました

今でも園地周辺や路肩には除草剤を散布しておりますが園内は散布しておりません

いずれ草刈り機による年3回の草刈りがさらに重い負担となれば収穫後の除草剤散布あたりから解禁することになると思います

収穫後の7月は高温多湿で夏場の草刈り作業は死に病と昔から言われているほどです

根まで枯らしては雨による表土の流亡が大きな損失になるので濃度を薄め散布量を減らして使用する事になります

草はあるけどそれ以上繁茂しない状態で草丈を抑えるのが目的です

草刈でいうと根元から刈らずにくるぶしが隠れる程度の高さで刈るということになりますが夏場の草の繁殖力は凄まじいので何回も刈らなければならないことになって重労働です