主治医が告知をするとき
私から目をそらさずに、
言葉をひとつひとつ丁寧に選び、
私の表情や動作をすべて把握し、
どう受け止めるか観察し、
それでいて優しい表情をしていました

わたしは
そういえば外来の受診をして
肝炎やHIVの検査も
同時にしようと提案されたことを
ようやく思い出しながら聞いていました


HIVの告知を受けている最中、
主治医の話が右から左へと
音にしか感じられず
説明してくれている内容を
何もノートに書けませんでした

先生が部屋を出ていくと
私はベットに横たわりながら
ゆっくりと落ちて行く点滴を眺め
気づけば夕方になっていました