ゼフィランサス15
2015年11月・新冠町・村田牧場にて撮影
2015年11月(解説) 3勝した母ゼフィランサスはなかなか1勝目を挙げられなかったが、初勝利を遂げたレースでは、後のオークス馬であるエリンコート号を3着にしりぞけての結果であり、豊かな資質を証明していると言えよう。それでいて穏やかな気性の持ち主だった母は、繁殖入りしてからは我が仔が見えなくなると鳴いて探すような子煩悩さを発揮。面倒見が良く子煩悩な母の愛情を一身に受けて育った本馬は、母に似て温厚な性格の持ち主。僚馬と仲良くできる協調性と、馬社会の中で無駄な争いを避けられる賢さを合わせ持っているのだ。厩舎や放牧地でも普段から落ち着いており、仲間とも和気あいあいと過ごしている。この馬添いの良さや賢さは、今後の育成やトレセンに行って与えられた課題をスムーズにこなす上でも大きなメリットとなろう。村田牧場場長は「歩様が柔らかく、走る姿を想像すると将来が楽しみになる馬です」と、本馬への期待に目を輝かせる。
2015年9月・新冠町・村田牧場にて撮影
2015年8月撮影
2015年9月(解説) ローレルゲレイロを筆頭に多数の活躍馬を輩出しているモガミヒメの牝系から新たな逸材の登場だ。3勝を挙げたゼフィランサスの初仔である。昆貢師のもとで管理された母は、芝1200m、芝1600m、ダート1800mで勝ち星を挙げたオールラウンダーだった。母譲りの温厚さに加えてかなり賢いという本馬。村田氏は「写真撮影の際も落ち着いていて、まったく悪さをしませんでした。お利口さんです」と本馬を頼もしげに見つめる。落ち着いた気性や賢さは父譲りでもある。父ヘニーヒューズの産駒は温厚で、人間から要求されている事を理解できるスマートさを兼ね備えているという印象だ。輸入されたヘニーヒューズ産駒が走っている大きな要因だろう。「おっとりしていますが、激しい気性の僚馬がいる放牧グループの中で一番強い存在ですから、何か強固なオーラが出ているのかもしれません。柔軟な馬体や動きからすると、芝向きかな。『会員の皆さんに楽しんでもらえる馬』になってくれると思います」と、本馬の豊かな資質に村田氏は自信をのぞかせる。そう、近年の村田・昆ラインにハズレなし、なのである。



