宮崎駿監督ありがとう | メラメラに撃ち抜いてあ・げ・るッ☆

引退作品ということで


『風立ちぬ』
観てまいりました

⊂二二( ^ω^)二⊃


まず、観に行く前に、
いくつかレビュー読んだのですが
「大人向け」と書かれているのが
多く目にとまりました

めめ、大人かな?観ても大丈夫かな?(´^ω^`)って、そわそわしながら映画館へ向ったわけです。

映画館に着くと
両サイドに御年輩の方が座られました…!

私には観るの早かったかもなー:(;゙゚'ω゚'):そわそわしてたら、始まりました。


最初に言っておくと
愛や平和について考えさせられました。
素晴らしい映画でした。

主人公の声優さんについては賛否両論でしたね。


でも声優さんの声を聞いた瞬間、駿監督やりそうだなぁって思いました(笑)
私は、なににも染まってなくて素朴な感じが良かったと思いました。





※以下、完全にネタバレと感想です。










主人公は、飛行機の設計士を夢見る少年。

青年になった主人公が上京中の電車で、菜穂子という少女と出会うところからストーリーがはじまります。
その電車に乗車中のこと、地震が起きます。変わり果てる街、そして二次災害。近い記憶にある東北の地震を思い出して胸が苦しくなりました。
地震の影響で、菜穂子のお付きの人が足を骨折してしまいます。みんながパニくる中、主人公は冷静に判断し、目の前にいた菜穂子とお付の人を助けました。誠実な主人公の立派すぎる姿勢が、とても素敵でした。

時は経ち、街は再建され、
主人公は、変わらず夢を追いかけております。

ある日、主人公が夜遅く道を歩いていると、道端に親の帰りを待つ子ども達がいました。そこで、子ども達にカステラ(?)と思われるものを恵んであげようとするシーンがあります。子ども達は、もらわないので逃げてしまうのですが。主人公は、そのことを親友に話します。
その時の親友の台詞が「そんなことをして子どもたちが喜ぶとでも思ったのか?飛行機を作るお金で、日本中の子どもが救われる。そのお金を使って俺たちは設計している。」みたいなこと言っていて、悲しくなりました。設計士という夢と引き換えになる、たくさんの命…こういう時代が、かつて日本にもあったんですよね。体験したことがないので実感が湧かなかったですが、今の日本に心から感謝です。

主人公の努力と才能は評価され、飛行機の設計を任されることになります。
ついに、自分の設計した飛行機を飛ばしました。失敗に終わりました。挫折。
この描写がすごく切なかったです。

主人公は心の癒しを求めて、しばらく山奥の宿へ向かいます。
とりあえず、宿で出会ったカストルプという方の台詞が本当重かった。平和ボケした日本人へのメッセージなのかな?なんかもう「ごめんなさい本当にごめんなさい」ってなりました。罪は償って、時がたつうちに薄らいでいってしまうけど、絶対に忘れちゃいけないね。過ちは覚えておかないと。

そして偶然にも、主人公と菜穂子は再会なの。ここからはじまるラブストーリー。
ここから私は、菜穂子の視点から映画観てました。

菜穂子は結核。様々な想いを抱きつつ、主人公と菜穂子は結婚します。
菜穂子は、どんなに体調が悪くても化粧して綺麗な姿で、死の間際まで旦那様を愛して支えてるんだよね。健気すぎて泣ける。女性の理想像すぎました。こんな人になりたいものです。
旦那様も仕事に追われながらも菜穂子を傍においていっぱい愛してくれるの。素敵。こんな旦那様がほしいなぁ、って思いました。
菜穂子の支えもあって、主人公は飛行機を飛ばすことに成功するのですが、菜穂子の病態は悪化。菜穂子は、1番綺麗だった自分を旦那に魅せて、先に逝かれてしまいます。

主人公は、最後に自分の夢を「地獄」と言います。「作った飛行機は一機も帰ってこなかった」と。もう辛すぎて、主人公には掛ける言葉も見つからないです。
そんなとき菜穂子が主人公の夢の中に出てきて「生きて」と告げて、主人公の「うん」で映画は終わります。

「生きて」で涙腺崩壊しました
菜穂子おおおおぉぉおおぉ(´;ω;`)





あ、わたしちゃんと大人だったみたいです♪笑