コワイ話2 | umechan のりらっくすたいむ

umechan のりらっくすたいむ

音楽・ダンス・旅・おもろい話など

いたずら好きの友達に怖がらされ、笑われて、怒ったり笑ったりしたあと、「なんでこんな怖がりになったか?」を説明した。

小さい頃から心配性だった。大雨が降ると、天井が抜けたらどうしよう、、家じゅう水浸しになって、寝れなくなる、お布団もべしょべしょになる…なんて考える、ちびまるこちゃんみたいな子供だった。

クジラなる巨大な生き物が居ることを知った時は、かなり怖かった。何メートル、とか書いてあるが、メートルというのをまだ学校で習っていない。でも図鑑で見る限り、他の生物と比べると馬鹿でかい!

その何メートルだとかいうのを父に聞いたら、「そやなあ、、うちからやったら、あの道路の向こうのお菓子屋さんくらいまでは軽くあるなあ…」

しょえ!!!!

そんなにデカいものがこの世の中には居るのか?!!

それからしばらく、クジラがうちに来たらどうしよう…家も全部つぶれるやろなあ‥と心配する日が続いた。

猛獣系もダメだ。いまだに、仕事がとても忙しい時とか、すんごい嫌なことがあったとかでストレス受けてる時に、ライオンが来たー!なんて夢を見る。

「試験受けてる夢を見た」なんて人がうらやましい!試験なんかこわくもなんともないやん!

ライオンやで、ライオン! どうすんねんさ?

これは心配性系。お化け系はなんでかなあ、どうも、いったん背中がぞくっとすると、もう止まらない、山本リンダである。

小さい頃に見た、夜のTV番組でやってた怖い話もかなり尾を引いた。双子の一人が体にナイフでスーッと線を引くと、遠くに住んでるもう一人が入浴中なんだけど、すーっと血が出る! ありえないけど、やたらと怖かった。ありえないはずだけど、もしかしたらありそう、っていうラインがめちゃくちゃ怖くない?

それからしばらくはとても一人でお風呂に入れなくなり、いつも姉か母と一緒に入ってた。どっちかが入る、と言うとどんなに眠くても「ほな一緒に入るぅ!」とくっついてって、先に出るよ、と言われたら半泣きで、頼むしもうちょっと待っといて=! とすがってた。

今はさすがにそこまでは行かないけど、でもちょっと怖い話聞いたり、画像映像見たりしちゃったら、お風呂で髪洗ってる時に急に背中がぞくっとして、振り返るのも怖いけど、振り返らないんも怖いし、、となることはある。そういう時は一生懸命おもろい話を思い出して乗り切るしかない。

そんな、幼稚園とか小学校での話をした後、

「それからさあー、中学の時に親友と二人だけで 〇っ〇〇さん したんやんかぁ、、ほなら帰ってくれはらへんようになったことがあってんか= めちゃコワイで~」

と切り出したら、その、私を怖がらせて楽しんでたいたずら好きの友達が

「え?! 怖がりのくせに?!! そんなん、よけ怖いのに? よくやったね・・」

「だってさあ、小6のときくらいに流行って、4人でやったことはあってんけど、スイスイ動くし、絶対誰か一人が動かして、好きな子とか、勝手に名前出してるねんて=!って思ってさあ、ほんで、ぜーーーーったい信用できる子と二人だけでやってみよう、ってなってんか~」

「あんなの絶対嘘だよ、誰かが動かしてんだよ!」

「ちゃうって! 4人やったらスイスイ動いたけど、2人やとすごい重たかったりゆっくりやったりしたし、スイスイ動くときは、書いてる文字をそんなはよたどれへんで、ってくらいめちゃはよ動くねんで!」

「ありえないってー」

「まあ、いいわ、やったことない人は信じひんわな、、 ほんでやね、帰ってくれんくなって、じゃ、どうしたらいいか、って聞いたら『腹筋100回しろ』ってなってん! ま、そやし、「こんなん言われたらいややなあ~」って思った、深層心理が出るんかもしれんけどなあ。。

ほんで、でも放課後でもう遅かったし、家帰らなあかんし、、って言うたら、「明日朝7時に来てやれ」って出て、ほんまにやったわいな!」 

「(ー  ー;;)」

じっと聞いてた友達、ぼそっと、

「怖がりとか言いつつ、そんなんする方がよっぽど怖いやん!」

そう言われればそやなあ。