年越しそばの怪 | umechan のりらっくすたいむ

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我が家では年越しそばを夕食として食べていた。私たちが小さい頃、母が年末は仕事で遅かったので、仕事に行く前にゆでて、おつゆも作ってから出て行っていた。夕方になるとあっためて、にしん乗っけて食べていた。母が仕事でいなくて寂しいのか、毎年父が愚痴るので、嫌だった。だから作ってってくれてはるやん!って、心の中で悔しかった。年末と言うとなんだか寂しい思い出が。。

そんな思いもあるのと、おそらく昔のお蕎麦は最近のよりもっと濃い味で、子供の好みの味でなく、「お年寄りの食べ物」というイメージだったし、あまり好きでなかった。つゆの味もずっと後に口に残るし。ひとりで、ちびまる子ちゃんよろしく「年越しラーメン にしようよ~」とか「うどんにしようよ~」とか言ってた。

姉が結婚して、初めて義兄がうちで年末年始を過ごしたとき、夕食にそばの用意をし始めたら、「今、そば食うたら、年越し何食うん?!」とかなりびっくりされた。

私らは私らで、「ほな晩御飯何食べるん?」
「ちゃうやんけ、晩飯は晩飯で食べて、12時なるころにテレビ見ながら蕎麦食べるんやん!」

両者にとって、衝撃の新事実!! 私らは「知らなんだ!せ、、、世間ではそうやって食べてるんか。そやから『年越しそば』っちゅうんか・・・」

今回、姉家族は31日に実家に来たのだが、電話があって「焼肉するし、材料こーて行くわ」とのこと。

私と父でテーブルとグリルの用意をしているところに姉家族到着。義兄が「すんません。。子供が焼肉がええ、っちゅうもんで。。『晩御飯に焼肉って、ほないつ蕎麦食うんや?』ってゆうたんですけどね・・・」

「え?!おにいちゃま、お蕎麦は真夜中に食べるんやろ?」
「なんでやねん、晩飯に食うもんやろ、普通」
「ちゃうで!私らはそうしてたけど、おにいちゃまは結婚前夜中に食べてて、それが普通や、ってゆーてたんやで!」
「そやったかいな?」

結婚生活恐るべし(?!)。飼いならされると、忘れるんっすね~(^^;)

そういや、うちの父も、納豆なんて人間の食うもんやない、と言ってたのに、今では毎日のように食べてるし、嫌いだったセロリも「マヨネーズちょっとつけたらうまいんや~」と言いながら食べている。好き嫌いって変わることもあるんやね。

ちなみに、結局年越しそば、義兄と甥っ子は食べたけど、それ以外はお腹いっぱいで入らず。元旦もおせちやお餅や、とあって入らず。私は結局2日の朝に食べたっす。これじゃ「持越し蕎麦」だね。