こんばんは。
50年以上前のMGC製MP40お化粧直しシリーズNo.6です!
いよいよ今日はラストのブルーイング処理です!
場所はストックです。
肩当てとパイプは鉄製で錆びだらけです。
先ずは肩当てをバラします。
こちらはスプリングピンで止まってます。
古いのでダイカストのパーツを割らない様に慎重にピンを叩いて外しました🔨
想像してたより錆びは奥まで侵蝕してました。
プレス加工の跡の隙間の奥まで錆びてますね🔍
これ以上は鉄ヤスリを使う事になってしまいますね…
ひたすら磨いた後は焼きます🔥
解りづらいですがヒートブルー処理しました。
鉄は青鉄色になってます。
更に焼いてブルーイング液にドブ漬けします。
3回目のドブ漬け終了!
この後はバーチウッドのスーパーブルーで再ブルーイングしました✨
ストックのパイプもスチール製です。
ストックアームとの固定方法は圧入でした😅マヂ!
どんなに外そうにも一箇所しか取れませんでした。
ストックアームはダイカストなので無理して折れたらイヤなので他は付けたまま作業することにしました🤔
かなり打痕があるので錆落としも苦労しました😅
一通り錆を落とすのに2時間➰⏰
パイプは肩当てと同じように処理します。
加熱しましたがダイカストの部品は大丈夫でした。
パイプも仕上げのブルーイングをしたので、マアマア綺麗になりました✨
他の箇所と同じようにコーティングと塗装のハイブリッド処理をして完成です😊
仕上がりは、こんな感じです👀
さて、これでほぼブルーイングとコーティングは終わりましたが、最終的に再度色合いとコーティング漏れのチェックをする予定です。
ひとまずは乾燥させます🪭
さてブルーイング作業から解放されたので、今日は私のブルーイング道具を特別公開😆
ブルーイング液は非常に手に入りにくいBIRCHWOODのSuperBlue液です。
今回は2ボトル近く使用しました。
その他はコンロ、ゴム手袋、コットン、スチールウール、トアインクラック、キャロムショットのメタルブルーコート、毒ガスマスクなどです。
毒ガスマスク!😷➰まぁ…寒いので外で作業するのはキツイので部屋で加熱してブルーイングする際は使います…使用時は勿論フィルター付けます。
私は慢性気管支炎がありますので喉にはキツイですからね😅
それとブルーイングの危険性についても少々↓
左のアルミブラック液と違い右のスーパーブルー液は、御覧の通り一目で解る様に💀毒のマークが入ってます!
以前のブログでも、しつこいくらいに、加熱してのブルーイングは真似しないで下さいの意味はここにあります☝
これはBIRCHWOODが発行しているカルフォルニア版のセーフティデータシートです。
一部翻訳すると👍

この製品には亜セレン酸が含まれており、たとえ少量でも摂取すると致死的です。 

遅発性毒性作用により浮腫や多臓器不全が発生する可能性がある。

金属と反応して水素ガスを放出し、爆発性混合物を形成する可能性がある

空気と一緒に。激しい火災が発生する可能性があります。

以上の理由があるんですね🤔危ないょ⚠
実はコンロで炙りながらブルーイングするなんて、毒ガス発生もあれば爆発の可能性もあるとんでもない話なんです。🔥🏡
とても危険性の高い品なので輸入が安易にできなくなったんですね➰📦

私は危険性も自覚してますし自己責任で作業しましたが、真似しないでの意味はこういうことです😊
リスクの高い作業です➰参考にして下さいね✋

それでは次回も何卒宜しくお願い申し上げます🙇