こんばんは!
本日は予定を変更しまして、以前御紹介したマルシンMP40のブローバックモデルガンのボルトについての、お話です。
以前のブログでdelta様の新発火システムをテストした際に不調だった原因はボルトのカートリッジを、くわえ込む箇所の摩耗でした。
その時は、その場しのぎの応急処置で発火させましたが、なんとなく気になりまして…
それにYouTubeを見てたら某有名なクロネコYZさんが1年ほど前に、やはりボルトのアゴが欠損して「撃てない!撃てない〜」とやってました😅
あ…やっぱり駄目なんだと思いまして急遽、本日は補修出来ないか試してみました。
その前に久々にシュマイザーを手にして欲しくなってしまったんですね😅マタ…ハジマッタ
そこでdelta様から程度の良いところを1つ譲って頂きました🙌
そこで譲って頂いたMP40は快調に空撃ちでも排莢しますので不調だったボルトと早速比較してみました🔍👀
右は譲って頂いたボルトで左は不調なボルトです。
カートリッジをくわえさせると不調な方はエキストラクターに固定されず落ちてしまいますね。

不調なボルト
譲って頂いた使えるボルト…良く解らんかも😅
しかしカートリッジを置いて良く見るとボルトのアゴは斜めに摩耗してますね。
使えるボルトは、まだカートリッジを掴んでます。
脱脂後に良く見ると、かなり摩耗してます。
これは材質的にABS樹脂では摩耗も時間の問題ですね⏰
既にマルシンさんにもボルトの在庫は無いようです。
きっと撃てなくなってオブジェになってる方も多いんじゃないかな…🤔
とにかく欠損した部分を補修します。
思いつきで作業開始!
先ずは0.5mm厚の真鍮板を溝の深さに合わせてカットしました✄
そしてカートリッジに巻いて丸める➰◎
溝にハメるとこんな感じ…いけそうかな🙄
0.5mm厚の真鍮板で内部を囲ってもカートリッジはハマりますけど➰少しキツイ…かな🤨
とりあえず真鍮板を脱脂洗浄後に耐水ペーパーで表面を荒します。
何時もの手法ですが真鍮板の隙間をダイカストの粉末を入れて瞬間接着剤で固定させます!
今回は超サラサラの瞬間接着剤ALTECOを試してみます。
買ったばかり💴
耳かきでダイカストの粉末を盛り付けます。
エジェクターが通る隙間には真鍮の角材で隙間を確保します。
ALTECOを垂らしてみてビックリ!
サラサラも良いとこでスーと染み込みます。
サラサラ過ぎてダイカストの粉を通り越してボルトの後ろまで流れてしまいました💦
しかし固さは今まで使っていたアロンアルファ、プロ用より固い感じです。
リュターで余分な箇所を削りますが小型リュターでは中々削れない固さになってました。
一通り余分な部分を削り形になりました。
ガッツリとカートリッジを噛み込みますが……ちょとキツイかな😅0.5nmmだけど…
空撃ちテストは、やはり遊びが無いので上手くチャンバー内のカートリッジを掴みだせませんでした。
結局溝外周に巻いた真鍮板はペンチで強引に剥がしました。
最初にキツイかな…と思ってたので半分は想定内です!
強引に剥がしてもダイカストの粉をALTECOで固めた箇所は頑丈に形成されてます。
真鍮板を剥がして少し調整したところ適正な遊びがあるのでボルトを手でユックリ引いてもチャンバー内のカートリッジは飛び出します
その後少しだけ試射して空撃ちと合わせて100発ほどテストしましたが問題はありませんでした。
ボルトの材質のABSよりダイカストとALTECOで固めたところの方が硬いです。
無理に真鍮板を挿入したままでなくても強度は実用範囲です。
この手法なら、また欠けたら成型すれば良いだけの事ですしね😊
①コツはボルトの脱脂洗浄は念入りにする。
②やはり真鍮板などで型を作ってからダイカストの粉を入れて固める方が良いと思います。
③研磨して成型するときは丁寧に、やり削り過ぎない。
④適度な遊びと角度は必要なので最初は少しづつ様子を見ながら研磨成型して下さい。

あとダイカストの粉はエアガンやモデルガンの部品を削った時に出た廃材をパーツクリーナーなどで脱脂したものを使ってます。
今回使った瞬間接着剤ALTECOは浸透性が良いので少量づつ垂らしてください。
瞬間硬化スプレーなども使いタイミングをみて硬化させるのも良いかも。

※ABSだからこそ修理がしやすいと思います。
コレがダイカストだと修理は大変ですよね※

以上が本日の成果でした♫
最後にdelta様から譲って頂いたMP40のボルトは使えますが同じ処置をして様子を見たいと思います🔧

それでは次回も何卒宜しくお願い申し上げます🙇