本日はMGCステンマークⅢ復活計画No.4で紹介したヤフオクでdelta樣から購入したオープンカートリッジ化セットの話です。
※この商品はヤフオクのみで販売してます。他のサイトは詐欺ですのでご注意下さい※

セット内容はNo.4にも書きましたが専用オープンカートリッジ32発、専用デッドネーター、その他付属品です。
先ず本題の前に👍
実はMGCの純正カートリッジ未発火も10発だけ手にいれましたのでカートリッジの違いを見てみましょう。
左はオープンカートリッジキットのカートリッジ(以下OPカート)、右がMGC純正です。
先ずリムが純正カートリッジより厚みがあります。
純正は撃ってると直ぐにベコベコになりますがOPカートは厚みがあるので非常に耐久性が高かったです。
これは発射テストで使用したOPカート。
本日は1発あたり4〜5回撃ちましたが少し凹んでるのみです。
MGCステンマークⅢを純正カートで撃った方なら解ると思いますが明らかにOPカートは耐久性が高いですね😊
え〜もちろんOPカートは7mmキャップ使用なので底にインナーピンがありますので空キャップの取り出しは簡単です。
インナーをOPカートに取り付けるのはコツがあります。
キット付属のキャップ押し込み用のツールの穴にインナーを入れて付属のレンチかブラシで押し込めば簡単にセットされます。
次にカートリッジの先端です。
左がOPカートで右がMGC純正カートです。
OPカートは先端が丸みをおびておりチャンバーに入りやすくなってます。
純正は内部のみ奥に向かってテーパーがついてます。
厚みは左のOPカートは7mmキャップ使用ですのでデッドネーターも純正の8ミリより細いので、その分肉厚です。
前にも書きましたが純正はご覧のように肉厚が薄くダイレクトブローバックだと直ぐに膨らんでしまいます。
以上が、カートリッジの違いについて簡単に比較してみました。
耐久性は7mmキャップとはいえ完全にOPカートリッジの方があります。
なおこのカートリッジはdelta様の設計にて作られた専用カートです。

さてここから今回の本題です🙌
オープンカートリッジ化キットに付属しているデッドネーターセットですが、こちらの品は純正と違い発火ガスの抜け穴がありません。
写真はMGC純正のステンマークⅢのデッドネーターです。
発火ガスは横穴から入り銃口側に抜けてますので一応煙は排出されます。
ただし経路が複雑なので撃ち終わった後に銃口からホョ〜ンと出るくらいです😅ショボい…
(直径8ミリダイレクトブローバック用ですが材質が鉄なので50年の間に真っ赤に錆びてしまいました)
OP化きっとのデッドネーターもガス抜けのルートを作りたいのですが先端はステンレスで細いのでサイドに穴を開けたりは難しいですね。
そこで台座の真鍮に溝と穴を開ける事にしました。
チャンバーに入れた状態の台座。
青くマーキングしてある4箇所に溝を切ります🪚
計画では台座の横ギリギリに穴を開ける予定です。
純正と違いストレートに発火ガスは抜ける予定です。
問題は、あの310g以上ある重いボルトの衝撃に耐えられるかです🤔
昨日から体調が宜しくないせいもありますがフリーハンドで削っていくのでズレも出てしまいます😅
溝は切削完了!
溝の奥に3mmのドリルで穴を開けますがその前に細いドリルでガイドの穴を開けました。
後は1発勝負!…ズレた😅
まぁ少しなら大丈夫でしょう😛
左が加工したデッドネーターで右はノーマルOPカートデッドネーターです。
チャンバーに取り付けるとこんな感じです。
丸いデッドネーターの周りが白くなってる4箇所は貫通して銃口側の光が見えています。
さて早速試射してみましょう!
シコシコ32発にキャップ火薬を詰めます。
そうそう発火前に2つだけ☝
まだ鉄の地肌で黒染めしてません。
錆るなぁ…
それから、バレルとチャンバーは連結してレシーバーに固定するのですが固定方法はマイナスネジ4個だけなんです!
この4個のネジは常にボルトがチャンバーを叩く度に負荷がかかってます。
実際鉄のレシーバーの穴も楕円になり始めてます。
ステンマークⅢは空撃ちするとレシーバーがモロに痛みます。
おそらくグリップセーフティーを後から追加したのは暴発では無く空撃ちによる破損防止だと思います。
右側の純正ネジは既に錆と金属疲労をおこしてます。
もしコレがチャンバー内で折れたら大変です😩
そこで今回は六角のしっかりしたネジに交換しました。
最初は鉄の普通の4✕12のネジにしたのですが耐久性を考えステンレス製にしました。
黒染めのステンレスネジにしましたが…1本40円!
たかがネジされどネジ…頑丈なら良いか😅💸
でもこのネジがホンの少しピッチが違ってるような…?
入る?ナメる?イャイャ入るといった嫌な手応えでしたが…結果はガッチリ固定できました😰良かった!
少し頭がデカイけど外すのも緩めれば手で回せるので便利です🔩
さてそれでは気合を入れてマガジンに32発装填します!
…20、21、22、23➰ギブアップ😵
いや硬い硬い!
ゴム手袋してやっと入りました…若い頃は大丈夫だったんだけとなぁ…
それでは、いよいよ試射です。
なんて…そうそう上手くいくわけ無いんですよね…
何だかんだでコツをつかむのに5時間!
ぶっちゃけ書くと👍
最初に発火ガスの抜け具合を確認しようと思い「爆プロパウダー」なる火花が出る粉をキャップ火薬の下に少量入れて撃ちました。
結果はキャップ火薬が発火した瞬間パウダーも発火するのですがキャップ火薬のビニールが溶けデッドネーターに貼り付き次弾が不発続出でした🙅ダメNo.1
次にキャップを詰め替え撃ってるとカートリッジがチャンバーに喰い付いて抜けなくなります。
これはデッドネーターとカートリッジのクリアランスが小さいので発火カスがデッドネーターにこびり付き装填不良を起こすのが原因です。
対策としてデッドネーターを少し細く研磨したら…圧不足になりブローバックしなくなりました🙅ダメNo.2
ここで予備のデッドネーターと交換🔁
爆プロパウダーは入れなきゃ良いけど発火カスは困りました😮‍💨最初は良かったんだけど…
何だかんだ考えて対策したのがグリス!💡
…なんて初歩的な…😅
カートリッジにキャップ火薬を装填したら綿棒でカートリッジ内をクルリと一周薄くグリスを塗るだけ。
たいした手間ではないしコレをやることでカートリッジがデッドネーターにハマりやすくなり、また発火後にグリスが発火カスを落としてくれるようです。
結果…
もう32発入れるの面倒だから20発と12発の動画です。
この他にも撃ちましたが快感〜♫でした😆

YouTubeにもショートで同じ物あげてみました。


ちょっと苦労しましたが無事に本日の作業は終了です。
えっ!?発火ガスは抜けたのかって?
ハイ➰抜けてました😄
動画では見にくいですが銃口から煙出てました。
爆プロパウダーが使えないので、そのうちマグネシウムでも入れて撃ってみます。
(昔のカメラのフラッシュ球を割って使います)
最後に100発以上撃ちましたが加工したデッドネーターのベースは破損等無く問題は全くありませんてした🙌

それでは今日はこの辺で➰次回も何卒宜しくお願い申し上げます🙇