2018年に105歳で亡くなった大好きな祖母のこと

パーキンソン病を患い家族の介護が必要な愛する父のこと

心の整理のために書き綴ります

 

今日は父のことを書いてみます

 

 

父はパーキンソン病とレビー小体型認知症の診断を受けている

パーキンソン病は10数年前から服薬治療をしており

はじめの頃はパーキンソン症候群と言われていた

認知症と言われたのは今年2019年1月末のこと

症状が悪化したため主治医の先生に紹介状を書いてもらい大学病院を受診してのことだ

 

症状というのが

* 突然気を失ったように動けなくなってしまう

呼吸はしているが非常に浅く大声や揺り動かしても全く反応がない

祖母の四十九日法要の時に初めてこの状態になり難儀した

その後も何度も起こっていた

特に食事をし始めて中盤で動けなくなることが多かった

 

* 低血圧 

上の数値が100未満が続き 時には70/30などという時もあった

元は高血圧の服薬治療をしていた

 

 

* 幻視・幻覚・妄想

トイレに入ろうとすると狭い室内に「工事の人がいるから入れない」

部屋の片隅を見て「どこの子だ」

床が水びたしで歩けない

大きい虫がいる

夜通し見えない誰かと話す 喧嘩する 時には大声で歌を唄う

脈絡のない話を延々と話し続ける

 

* 突然暴れだす・怒り出す

幻覚が発端になっているようだが 寝ていると突然唸り声をあげ家族が起こすと

殴ろうとして手足をばたつかせたり家族のことを認識できず恐怖に顔をゆがめて怒鳴る 

食事やトイレなどで介助をしようとすると「何をするんだ!」と激しく抵抗する

 

日中は寝ているか起きていても表情は虚ろで体は固まっており

車椅子に移るのも体が硬くなっている分 余計な力が出ているようで大変

物をつかもうとしても認識できないのと手の震えで見当違いのところに手を出したり

・・・

 

このような症状が祖母が亡くなる少し前から強く出るようになっており

特に今年の1月は大変な状態が続き 私たち家族も息が上がってしまっていた

「もう家でお父さんを看るのは限界かな」と母と話をするようになっていた

 

父の状態もそうだがそれに対して

(特に私が)強い口調や乱暴な態度をとってしまうことが多くなり

後で自責の念にかられて苦しくなることが続いた

私の大声が近所に聞こえ虐待として通報されてもおかしくないと思っていた

なにより父への影響が心配だった

私が大声で父を怒鳴ってしまうたびに 父の脳が委縮してしまうような気がしていた

わかっているのに…また繰り返す

私は仕事上 人を癒すことをしており職場と家での差がひどく自分を見失いそうになっていた

 

そのような状況の中で大学病院の脳神経外科を受診した

そこでパーキンソン病でもありレビー小体型認知症と言われ

薬の調整をして様子をみるということになった

 

 

この後が嘘のようにあっけなかった

 

 

受信した翌日にはとても安定した状態になり

普通に会話もでき夜中に騒ぐことが少なくなった

介護保険で急遽借りた車イスも要らなくなるくらい歩けるようになり

穏やかな表情が戻っていた

 

奇跡だ!

何だったんだろう 今までは!

母と何度同じことを言ったことか

 

もちろん症状が全くでないわけではないが 

度合・回数が減り家族の負担が減った

なにより父が穏やかな顔になったことが一番うれしかった

 

数日後の夜 私が仕事から帰った時に

居間のテーブルに座っていた父から

 「お帰り」

と言われた時の光景は私が望んでいたものであり

脳裏に焼き付いている

 

 

落ち着いてから2か月近くたっているが 症状が出るのも波があり

この数日も少し風邪気味のためか(父の症状には市販薬は厳禁)

不穏な状態が続いたが今日はデイサービスにも行くことができた

 

おかげさまで有難いことである

 

 

 

また 様々なことを書いていきます

ここまで読んでくださった方 ありがとうございます