このたび改題のうえ、再販の運びとなりました!
- もういない君が猫になって/徳間書店
- ¥637
- Amazon.co.jp
- 発売日:2017年6月
再販にあたり、ジャケットもリニューアル!
この透明感あふれる、やわらかな、はかなげな表紙を描いてくださったのは、
イラストレーターの中村ひなた さんです。
女の子もさることながら、この猫のラインの美しいこと……!
ひなたさん、どうもありがとうございました!
お話のほうはというと、
プロローグと4つの章、
(「10月のスコティッシュフォールド」、「11月のヒマラヤン」、
「12月のロシアンブルー」、「1月のアメリカンショートヘア」)
エピローグからなります。
主人公は、猫にもてることが取り柄の逢沢聡史。
29歳にして、念願の猫専門ペットショップをオープンしますが、
この店で、とんでもないことが起きてしまいます。
なんと店の猫が、亡くなった人の魂を宿し、人間の言葉を話し始めたのです……!
我が子の命の誕生とともに、最愛の妻の命を失った中村淳平、31歳。
失意の底にいた彼が、まるで運命に引き寄せられるように、そのペットショップを訪れます。
すると、ケージの中の美しい猫が言いました。
「会わせてよ。私が、命がけで産んだ娘に」――。
(「12月のロシアンブルー」より)
別れも言えず引き裂かれ、苦しみもがく人たちに、
小さな猫がほんの少しだけ時間をくれる、優しい奇跡の物語です。
この週末から既に、書店に並べていただけていると思います。
ご興味持っていただけましたら、ぜひ、ぜひ、
手にとってめくってみてください!