梅しごと。

梅しごと。

梅原満知子、小説を書いています。
お仕事のこと、その日したこと、
ぼんやり考えていること、
ゆるゆるつづります。

もういない君が猫になって(徳間書店)/梅原満知子
¥637
Amazon.co.jp
発売日:2017年6月

びっくり! すごい!  美しい! 
「橋」と「トンネル」に秘められた日本のドボク  (実業之日本社)
¥864 
Amazon.co.jp
発売日:2017年1月
監修:三浦基弘 編集:造事務所 
文:梅原満知子、小林健司、西村まさゆき、三浦基弘



その他、お仕事履歴は クローバー コチラ クローバー


お仕事のご依頼は、 

machiko.umehara☆gmail.com (☆を@にかえてください)

まで、よろしくお願いいたしますニコ

   
Amebaでブログを始めよう!
2年前に出版した、キャットショップあいざわの奇跡
このたび改題のうえ、再販の運びとなりました!ニコ

もういない君が猫になって/徳間書店
¥637
Amazon.co.jp
発売日:2017年6月


再販にあたり、ジャケットもリニューアル!

この透明感あふれる、やわらかな、はかなげな表紙を描いてくださったのは、

イラストレーターの中村ひなた さんです。

女の子もさることながら、この猫のラインの美しいこと……!猫

ひなたさん、どうもありがとうございました!


お話のほうはというと、

プロローグと4つの章、

(「10月のスコティッシュフォールド」、「11月のヒマラヤン」、

 「12月のロシアンブルー」、「1月のアメリカンショートヘア」

エピローグからなります。


主人公は、猫にもてることが取り柄の逢沢聡史。

29歳にして、念願の猫専門ペットショップをオープンしますが、

この店で、とんでもないことが起きてしまいます。

なんと店の猫が、亡くなった人の魂を宿し、人間の言葉を話し始めたのです……!え゛!

我が子の命の誕生とともに、最愛の妻の命を失った中村淳平、31歳。

失意の底にいた彼が、まるで運命に引き寄せられるように、そのペットショップを訪れます。

すると、ケージの中の美しい猫が言いました。

「会わせてよ。私が、命がけで産んだ娘に」――。

(「12月のロシアンブルー」より)


別れも言えず引き裂かれ、苦しみもがく人たちに、

小さな猫がほんの少しだけ時間をくれる、優しい奇跡の物語です。



この週末から既に、書店に並べていただけていると思います。
ご興味持っていただけましたら、ぜひ、ぜひ、

手にとってめくってみてください!ニコ

もういない君が猫になって(徳間書店)/梅原満知子
¥637
Amazon.co.jp
発売日:2017年6月

びっくり! すごい!  美しい! 
 「橋」と「トンネル」に秘められた日本のドボク  (実業之日本社)
¥864
Amazon.co.jp
発売日:2017年1月
監修:三浦基弘 編集:造事務所 
文:梅原満知子、小林健司、西村まさゆき、三浦基弘

99のなみだ・愛 ベスト作品集 (徳間書店)
¥745
Amazon.co.jp
発売日:2016年10月
「父の家で」原作・小説:梅原満知子

99のなみだ ベストセレクション (リンダパブリッシャーズの本)
¥1,404
Amazon.co.jp
発売日:2016年4月
「父の家で」 原案・小説:梅原満知子

ジュニア99のなみだ (リンダパブリッシャーズの本)
¥713
Amazon.co.jp
発売日:2015年11月
「高齢者四重唱(シルバーカルテット)」 原案・小説:梅原満知子 


キャットショップあいざわの奇跡 (リンダパブリッシャーズの本)/梅原満知子
¥690
Amazon.co.jp
発売日:2015年6月
うめはらの大好きな浅田真央さんが、
昨夜遅く、自身のブログで、競技生活から引退することを発表しました。
(詳細:真央ブログ ご報告致します。

ソチシーズンの後の休養期間に、
十分に、十二分に、覚悟していたつもりですが……
勝手に、本当に勝手に、あと1年は真央さんを観ていられると思いこんでいたので、
驚きました。

とてもショックで、とても寂しい。

でもそれと同じくらい、心の底から、
おつかれさまでした、と伝えたいです。


あまりにマニアックで、激しくドン引きされるかもしれませんが

うめはら、真央さんがJr.グランプリデビューした2004年から、
真央さんの、すべての国際大会のプロトコル(採点表)をプリントアウトして、
ファイリングしています。
(個人的に国内大会は、ジャッジ基準がまた違う気がして、ファイリングしていません)

ページの表がショート、裏がフリー。
2012年からは2冊目に。
これをめくるだけで、真央さんの数々の演技、成長、
感動も、観ているだけでつらかったこともよみがえります。

ショートの3F3Loが、なかなか決まらなくて苦しんだこと。
3Lzからeマークが消えたときや、
ステップでレベル4がついたときの、歓喜と興奮。
この3Aは認めてくれてもいいんじゃないの、とか、
もっとPCS出してくれてもいいんじゃないの、とか、
ひとり勝手に憤ったことも、決して少なくありません。

真央さんの引退を受けて、テレビでは主にバンクーバー五輪とソチ五輪、
そして、今シーズンの映像を流しているようですが。
うめはら、ソチ五輪のフリーと同じくらい、
2008年の世界選手権のフリーが、強く印象に残っています。
冒頭の3Aで、ほとんどアクシデントとも言える、氷に激しく体を打ちつける転倒。
観ていた誰もが息をのみ、当然ながら、演技を中断するものと思ったはずです。
(当時は、中断による減点もありませんでした)
それが、真央さんはそのまま滑り続け、
見事な3F3Tを跳び、さらに次々とジャンプを決め、
終わってみれば、世界選手権初優勝!

あの場面で、中断せずに滑り続けるスケーターが、
ましてや、あれだけ素晴らしい演技をしてみせるスケーターが、
他にいるでしょうか。
うめはら、ちょっと想像できません。
あの日の演技こそ、まさに、浅田真央の神髄、真骨頂だと思うのです。

ロシアのラジオノワ選手、イタリアのコストナー選手、カナダのレイノルズ選手。
宇野昌磨選手や、本田真凜選手。
好きなスケーターは他にもいますし、これからもスケートは観続けると思いますが、
こんなふうにプロトコルをファイリングしたり、できる限り会場に足を運んだり、
ましてや、海外までオリンピックを観に行ったりすることは、
もうないんじゃないかな…… と思います。
それくらい、うめはらにとって特別な、大好きな選手でした。

(それにしても、昨年末の全日本選手権が、
真央さんの引退試合になるなんて、そのときは考えもしませんでした。
今となっては、観に行って本当によかったな…… と思います。(詳細はこちら
2009年の中野友加里さん、2013年の織田信成さん・安藤美姫さん、
2014年の町田樹さん、2015年の小塚崇彦さんなど、トップスケーターにとっても、
全日本は結果的に、引退試合になることが少なくないですね)

これからの浅田真央さんの人生が、ますます輝かしいものになりますように。
ずっと、ずっとずっと、応援しています。